エッセイコミック紹介①『子どもと2人日本脱出タイ暮らし10年目』を読んで

こんにちは。ボウズンボーです。

私は普段専門書を好んで読むのですが、少し前からエッセイコミックにハマっています。

実体験をもとに書かれたものは、その人の人生を垣間見る事で自分の背中を押してくれるような、そんな気分にさせてくれます。

今回はおこめさんが書いた漫画、『子どもと2人日本脱出タイ暮らし。10年目』を紹介していきます。

この本はシングルマザーのおこめさん(著者)のタイでの実生活記録です。おこめさんは子どものために自分がしてあげられることってなんだろうと悩んだ結果、「好きな場所で生きていけるように育てる」ということ。そこで海外移住を決意し向かったのがタイランド。そこで待っていたのはぶっ飛んでいるけど、憎めず、愛おしくなるようなそんな生活。タイ生活での楽しかったこと、苦労したこと等、心に響く一冊です。

私はこの本を読んで、すごく刺さったことがあります。

ここでは内容を詳しく紹介というよりは、私がこの本を読んで心に刺さった内容を1つ紹介したいと思います。(本当はもっと伝えたい(笑))

①同じじゃなくていい

みなさんはなんというか...人と一緒でないと落ち着かない、あるいは他者と一緒であることを強要されたように感じたことはありませんか?

そもそも日本の教育の中で大切なのは、立派な「社会人」になることです。与えられた仕事を無難にこなして「右向け右」をしっかりできる人間。そんな中で自由だ、選択肢があるだ言われたところで思考が止まってしまう人もいるのではないでしょうか。

この辺のことはまた別の機会に取り上げたいところですが、そんな人と同じを良しとする生き方に息苦しさを覚えている人はいることでしょう。

この本のP58では、幼稚園クラスに通うおこめさんの次男が制服に履く革靴を嫌がるようになります。

当然先生はなぜ、革靴を履かないのかを聞いてきます。

事情を話すおこめさん。先生には当然同じにしないと注意されるものと思っていましたが、その逆でした。

先生は自分で考えて決めたことに対して褒めてくれたのです。

これはかなり考えさせられました。

社会に生きていれば当然、合わせなければ難しい場面は出てきます。

しかしその中で改めて自分で考える、個性を大切にする。

これからは個人の力で生きていかなければならない時代。

改めて自分を探していこうと思います。

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