私のわがまま
結局は自分も自分の理想を推しに求めているだけなのだろうか
この前久しぶりにジョングクが姿を現した。
とても嬉しかった。ジョングクの日常の一部を見させてもらったようで、本来なら見せる必要だってないはずの時間を5時間近くも。
だって彼は今活動を休止しているというから。
ジンくんの入隊以来、他のメンバーは個々で活動していたが、ジョングクは全く顔を出さなかった。
そう、私はアルバムや自分の音楽のために水面下で色々動いているのだろうと。私たちにとっておきの報告ができるよう動いているのだろうと。
でも彼の口から出た言葉は違っていた。
特に何も考えず、生きる為にごはんを食べ眠たくなったら寝る、一人家に閉じこもって石のような生活を送っていると。それが自分には楽で、とくに何かをしようという意欲が出ないと。その生活が自分には合っていると。
ジョングクはコロナの時も誰より気持ちの切り替えが早く、今その時の状況で何ができるのか、こんなひどい状況でさえ感謝を忘れないそういえばそんな人だった。
でも自分がやりたいと思ったこと、こうだ!と思ったことはなかなか曲げることをしない、いわゆる兄たちに言わせればクソ言うこと聞かない人だ。
私はジョングクが六人の兄たちとアミの前で歌い踊る姿がとても好き。一番好きな彼の姿だ。
どんな姿よりも一番愛おしくて美しくてこの世界で1番かっこよくて素敵だと心から思っている。
歌に自分の色を添えて命を吹き込むよう優しく時には力強く歌う彼が私は大好きだ。
団体活動が無くなり、いわゆるchapter2のバンタンの物語は始まったばかりで、メンバーたちはもちろん私たちファンも覚悟を色々ときめた人も多い。離れた人も多いだろう。
今まで悶々と抱えていた気持ちと、メンバーたちが正直に話してくれた切実な思いとにうまく気持ちを整理しなければいけなかった。私もその1人だ。
あの会食で話した言葉がきっとすべてではない。そして私は思ったんだ、きっとメンバー自身もこの先の見えない未来を私たちと約束するのは怖かったんだろう、自分たちが出したこの答えをどう受け止めてくれているのか、まるで自分自身に言い聞かせるように「この時間が必要だったんだ」と話したジョングクはまだまだバンタンが必要でもっと一緒にやりたいんだと強い思いも同時に感じた。
当たり前のように兄たちがいてアミがいて、歌える場所や環境があって、自分で選択しなくとも音楽に触れる機会があった。
さて、今は。
そんな環境は?
自分で動き出さないと始まらない。
石のように何の意欲も湧かず、生産性のない周りからみたらだらだらとした時間が今のジョングクには必要なのかもしれない。
それが彼が選んだ選択ならいいと思うのだけれど、今のこの状況だから仕方なくそうせざるをえないのだとしたら…それはとても悲しいなと思った。
入隊前に個々がアルバムを準備しソロデビューをする、それは絶対しなけれないけないことなのか。決められているからやらなければいけないのか。
今は誰からも縛られることなく「自分」主体で動く石のような生活をしてるジョングクにも、自分も音楽をつくりたいと心から思える日が来ることを願ってやまない。
きっとその想いに駆られた瞬間、彼を動かすんだろう。会社や兄たちやアミたちの声だけじゃ動かない、彼の自分自身の心が動き出すその時が来ないと動かないのかもしれない。
ホビが食事が喉を通らないほどソロ活動に勤しつも希望を捨てなかったように
ジミンが少しやつれたようにまた次の仕事に行かなきゃと少しの時間でも顔を見せにきたように
今はバンタンの名をとり国のために一生懸命日々を生きてるジンくんのように
歌が書きたくても書けないと苦しんでいたユンギのように
音楽が自分から離れていったらどうしようと悩むナムさんのように
酷い中傷の中でさえも強く優しい人脈の中で自分の居場所を見つけて美しく咲くテテのように
雑草のように何かに真剣に向き合っているジョングクを私は見たい。そしてそれが出来れば音楽であればいいなとも思う。
他のメンバーと比べてしまう自分がとても悲しく情けないのを承知で書いている。
悲しくて涙が出る。
正直に書こう。
ジョングクにはやっぱり本業でバリバリ動いていてほしいんだ、私はきっと。どんな時も。
それでSNSに来ないなら来なくたっていい。
愛犬との幸せな時間やおいしそうに食事する姿は私にはそこまで必要ないのかもしれない。
ジョングクのプライベートな時間は私たちにまで共有する必要はないと思っているし、それは彼の中で大切に大切に守っておいてほしい。
土足でずかずかとその空間でさえも踏みにじるかのように、自分たちの欲求のままに利用されてしまうのが目に見えるから。極めて不快だから。
彼が今過ごしている石のような生活の中で感じたこと、思ったこと、わたしたちに教えてほしい、音楽というツールを使って。
ボクシングや絵や焼き肉には飽きてもいいけど、音楽にだけは飽きないでほしい。
それはただただ私のわがままだ。
でも私はジョングクに期待することを止めたくないと思っていて、彼の負担にはならないようただただひっそりとそっと祈っている。
ジョングクじゃなきゃつくれない、歌うことができない歌を1日でも長く聞いてみたいと今日も強く思っている。
石になるには早すぎるよジョングク。
石になんかならないで。
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