3/3-3ナンバーズ3が当たった話
マスターにナンバーズ3を買い続けてと言われて、私は心配になった。
あんでるせんのショーの最中ずっと、気になりっぱなし、心配しっぱなしだった。
532が本当に当たったら、マスターが見えない力を使って数字を引き寄せたことになる。
マスターは、自分のパワーを悪いことに使ったことになり、大問題になるのではないか。
今、あんでるせんに集まっている人たちが全員、今、起きたことを秘密にできるわけがない。
絶対バレてしまう。
どうしよう、
私の汚らしい欲のために、マスターを悪者に陥れてしまうかもしれないと不安になった。
本当に心配で不安だった。
ショーのあいだ、ずーっとそんな気持ちでいた。
その心配するネガティブさがそうせたのかもしれない。
私はあの空間から取り残された。
一人ひとりに渡されたルービックキューブを回収して組み立てるとスーパーマリオになるはずだった。
あの時、マスターが
「あれ?マリオの鼻が黄色になってる」と言った。
それは、私が持っていたルービックキューブだ。
渡す直前、色を確認していた。
黄色だった。
あの空間で、私は一人取り残された。
ネガティブさで覆われていた私は、他の人たちと一緒にあの不思議世界(異次元)に行くことができなかった。
隣の人のトランプの種類をチラ見した時もそれを感じた。
続く
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