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(染色1)久しぶりの染色で植物染料との付き合い方を迷う

母の影響を受け着物が好きで
大学に行くなら、着物に近いところって
染織系の美大を受けて女子美に入学

2年間は染めと織り
3年生で染めを専攻すると
植物染料とは縁がなく、化学染料だけ

化学染料で良いのか?
植物染料を知らなくて良いのか?

思えば、学生時代からの課題だ
今回、インド更紗で何かを感じ染めなきゃって始まったものの、染料の選択が始めの課題だった

染料の種類

自然界の植物染料に対して、化学の力で染める化学染料。
そして、染料とは別に顔料ってのもある。
顔料の話は、また別の機会にするとして、染色をやっていると植物染料の話が避けられない。

染色人口って少ないし、入門編としては、ちょっと絞ってから藍染とか植物で染めてみようというのが一般的イメージ。

世の中の人に染色やってると言うと、何染め?草木染め?藍染??と会話が始まる。
化学染料で染めてますって言うと会話が終わることもあるけど、あえて書きます。

化学染料にも、染まりやすいやら、2液必要やら、温度上げないと定着しないやらあるのです。
学生時代は、スレン染料、ナフトール染料、シリアス染料(絹用は割愛)を教えてもらったんだけど、この中で大好きだったのがナフトール。

赤系がコックリ染まる。他の染料では出ないコックリ感。これを使うとインドな感じがする。って調べてみると、インドで多用されていたんですね、ナフトール。
けれど、発がん性の問題があるらしく、今の日本にナフトールは多分ない。
何処かにはあるかもしれないけれど、これからきっとずっと染めるつもりの私にとって、いつ本当に全く無くなっても不思議ではないナフトールにインドっぽいという理由でだけで拘る理由があるのか。

実は、30代にリアック染料という学生時代に扱っていなかった染料に手を出し失敗した経験がある。
だから今回、染料だけは慎重に選択したかった。

植物染料について

私が出会った泥防染の布は植物の茜と藍で染められている。
知ってる染料屋さんで茜も藍も確かに扱っているけど、なんと言うか、ある程度は誰でも染まるようにお膳立てされている。
きっと、そんな入り口から入ってみて、自分なりの染め方を探してみるのは楽しいんだろうなとは思うものの、なんかピンとこない。

お膳立てされた液体の茜は、一度使ってはみたものの、消化不良のママ。
今回チャレンジするべきか。
ナフトールが使えないとなると、赤は茜が必要なんだろうか。迷ったままだけど、焦って決めなくても良いかな。





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