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テレビを消して家族で食事をしましょう

はじめましてgentam1019です。とあるきっかけで、ブログを書くことになった東京都内で歯科医院を開業している歯科医師です。よろしくお願いいたします。今日の内容は他のブログで1度紹介した文章を多少書き換えたものです。どうしても、多くの人に読んで欲しいため再アップさせました。すみません。

 早速、今日のお話を始めさせて頂きます。私は小学校低学年から高校生まで、比較的お客さんと長く付き合う仕事をしています。その様な環境で仕事をしていて気づいたことなのですが、最近、お子さんと親御さんの情報交換が昔に比べて減ってきていると感じます。いつの時代に比べてなのか、統計はあるのか?等、質問されると厳密には答えられませんが、感覚としてそう感じるのです。ところが、中には非常に親御さんとよくお話をしており、意思の疎通がとれているお子さんがいます。あるときたまたまそのお子さんに食事中ご家族でテレビを見ているかを尋ねると、テレビを消しているとのことでした。もちろん、コミュニケーションが得意な子、反抗期を迎えていて話したがらない子もいますし、個人差も大きいとは思いますが、その後、改めて注意深く確認するようにしてみて気づいたことなのですが、親御さんと意思の疎通がとれているお子さんのご家庭ではかなりの率で夕飯時にテレビを消していることがわかりました。

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 家族が1カ所に集まるのは通常の家庭では夕飯の時ぐらいだと思います。テレビがついていると話をする機会が奪われます。私が小さい頃、我が家のテレビはソニー製の9インチ白黒テレビでした。とてもではありませんが、家族全員で見るような画面の大きさではありませんでしたので、常にテレビは消した状態で夕食を食べていました。今日、学校で何があったのか、今誰と仲がいいのかをこちらから話したり、自分の親が今どんなことで忙しいのか?をある程度知ることができ、とても貴重な時間だったと今にして思います。考えてみると戦前〜昭和30年代前半はもちろん各家庭にテレビはありませんし、テレビが出現し、家族全員で見ることができるような大型の画面になったのは長い歴史の中では最近のできごとだと思います。そして同時にテレビを見ながら家族で食事をするのはごく最近、身につけた日本人の習慣でしょう。ですが、1日に1回ぐらい、夕飯時ぐらいは大切な家族同士で話をすることは本当に大切なことだと思いますが、いかがでしょうか?。また、ファミレスに行くとご家族全員がスマホをいじっていて何の会話も無いのを目撃することがありあます。これでは同じ空間には居ますが、何のコミュニケーションもありません。今、お子さんや若い方はテレビよりスマホの視聴時間が長いそうですから、テレビと同様にスマホにも家族の交流の場を奪われないように気をつけないと、同じことになりそうです。

スマホ中毒

 ここからは本当に私見を述べることになります。読んで不愉快になられた方がいたら申し訳ありません。以前、テレビでいじめ自殺でお子さんを亡くされた親御さんに取材者がインタビューをするシーンを見かけたときのことです。取材はちゃぶ台のあるお茶の間で行われていましたが、すぐ横にテレビがあり、なぜかテレビがつけっぱなしでした。もし、このご家庭で日常的に夕飯時にテレビを見ていたとすると、お子さんが相談したいことや悩みを話すには、話しづらい環境と思えるのです。テレビのバラエティー番組で親御さんやご兄弟が大笑いしているときに、自分の悩みを切り出して話すのは相当な勇気が要りますし、話せないお子さんの方が多いのではないでしょうか?また、親御さんが当人の表情を察知するのにも良い環境とは思えないのです。やはり、今のような時代こそテレビを消して、スマホを持たずに家族で食事をするべきだと思います。

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