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『風の谷』に進むか否か……今、一人ひとりの決断が‟シン・二ホン”を決める。

おはようございます!

時間的に少し余裕を頂いており、行政含めた仕事のレスポンスが速くなっていることに先方にも驚かれるようになっている 講内です。

……ん??僕は今までどれだけ遅延をしてしまっていたのだろう。ふと、不安すら覚えてしまうくらいに驚かれました。笑

身体的にも、精神的にも、厳しくないかといえば、うそになります。この社会情勢を受けて、結構仕事もハードになっていますし、そもそも減ることがないです。

なのになぜ、ここまでスペックが高まっているのかを考えると、環境要因がめちゃくちゃに大きいと思います。僕自身のスペックは大して変わっていないので、そこは見誤っちゃいけないですね。

事業体として成長をしているし、相談できる方々もいるし、この中でも新しいことに挑戦をさせてくれている……このことに本当に感謝しなければいけません。

ふと、今日のYoutube Liveの内容をまとめているうちに、この考えに至りました。自戒の念を込めて、日々、一期一会ですから。

https://youtu.be/CY1CKAah39A

本日も21:00~生配信いたします!!


『未来』について考えよう

『シン・二ホン AI×データ時代における日本の再生と人材(著:安宅和人)』

第6章 残すに値する未来へ

ついに最終章へ入りました。本日も前半部分をアウトプットしたいと思います。

著者はまず、未来をこのように定義しています。

‟未来=目指すもの・残すもの”

技術等の予測は大まかに出来たとしても、人工生命のようにそこから生み出される未来を予測することは難しいです。その際に、忘れていけないのが、ダーウィンの言葉。

‟It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.”

諸説ありますが、社会を振り回す側になりたいのか、これからも振り回され続けるのか……ゲームチェンジはすぐそこまで迫っています。

予測できない未来において、良く語られるシナリオ等の不確実性も含めて4段階に分けています。

Step1:確実に見通せる未来

Step2:他の可能性もある未来

Step3:可能性の範囲が見えている未来

Step4:全く読めない未来

シナリオとして世間一般的に語ることができるのは、Step2まででしかありません。そして、これからフェーズ2~3と移る中で起こる未来像は、Step3~4です。では、どのようなスタンスをとるのか……3つのプレーヤーを解いています。

1.形成

→ ‟未来を予測するのに、一番いい方法はそれを発明することだ ――アラン・ケイ”

2.適応

→ 不確実性が高くなるほど、適応する時間は短くなり、適応自体の意味がなくなる

3.プレー権の確保

→ そもそも、プレーできるだけの権利を与えられるのか??

この考えを深めていく中では、『イニシアティブ・ポートフォリオ』というマッキンゼーの戦略グループの作った考え方がとてもいいのかもしれません。

戦略=時間軸×馴染みやすさ

時間軸を短期、中期、長期に分け、特に中長期にバランスが乗らないとStep2~3への対応はできないのかもしれません。


そして、人間の未来を考えるうえで、‟地球は現在と同じように存続している”ことは前提条件となります。ただ、現在の変化が続けば、成長の前に地球がもたないでしょう。水産資源は枯渇をはじめ、大型動物の質量構成は変化し、森林は多様性を失い、人間の圧倒的エネルギー消費量は増えていく(科学技術も含めれば、10.2t/y/人のCO2排出量)。

2100年の日本は、インド並みの暑さと、風速90m/sの台風が上陸をすることは予測できています。それに耐えられますか(ちなみに、2019年千葉にて甚大な被害を及ぼした際は、60m/sでした)??

著者はどのように解決策を導くのか??

二ホン=Society5.0×SDGs

これらは、旗振り役が全く違う(前者は経団連、後者は国連)ため、交わらないように見られますが、SDGsを17項目を『才能と情熱を解き放つ』・『持続可能な空間を作る』・『力と方法を持つ』という3分類にすると、親和性がぐっと高まって見えてきます。

この考え方はとても面白いですね。SDGsを正しく理解するならば、落合陽一さんの本が良いと思います。ヨーロッパが仕掛けているこのゲームに、日本も乗るべきであり、両輪として、Society5.0を掲げ推し進めていくことが日本らしい未来を生むのでしょう。


環境問題と同じくらい話題になるのが、『人口減少』です。著者はそれは本当に悪いことなのか??とデータを基に解説しています。人口減少にて起こることは以下の4つとよく、政治家やマスメディアが騒いでいます。

1.人口縮小面では経済が縮小する

2.経済規模が小さくなると国債が返済できない

3.社会保障の枠組みでシニアを支える力がなくなる

4.人口が消滅する

人口減少=悪”という考え方、『シン・二ホン』をここまで読んできた僕からすると完全に‟No”ということができます。全く悲観的な話ではありません。各項目にそれぞれツッコミを入れられるくらいになっていました。笑

時代の流行りに逆行しているとしか言いようがなく、そもそもの課題設定を間違えているのでしょう。世論は大切ですが、踊らされてはいけません。僕たち自身が真実を観る力を養いましょう。

人口減少×地球環境で考えると、日本の人口は1/6程度が妥当(CO2排出量×森林含む換算にて)で、これから1~2世紀かけて減っていくことは未来にとって(環境を残しつつ、データ×AIの世界を作る上で)、必ずしも悪ではないと思います。

そして、人類は人口減を乗り越えてきた歴史もあります。三大要因(戦争・疫病・飢餓)は『ホモデウス』でも学びました。一つ忘れてはいけないのは、人口減の局面はドライバーの1つになるということです(例示:ペスト→産業革命)。

ということは、今の社会情勢は何を生み出すのでしょうか??

フェーズ2・3への移行がどんどんと早まっていることを指示しているのかもしれません。僕たちはどの未来に進むのでしょう……

明日はついに、安宅先生の『風の谷』理論!!!

最終章の本当に最後に出てきたー!!!!!


この本を読んでいると、未来がとても楽しみでたまらないとともに、ものすごいスピードで進んでいく必要性を感じました。僕たちがまだ止まってはいけません。

惰性で動けるようになるのは、もっと後のことでしょう。もしかしたら、アクセルを踏むことも、そもそも、車に乗ることもしていない段階なのかもしれません。

適切な課題設定と解決をしていきましょう。


ではでは、今日も最高の笑顔で、いってらっしゃーい!

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講内 源太


追伸

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