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シーフのスキル「殺しの前撃」のCRI耐性低下について

本記事は有料設定していますが、必要な情報は全て無料で読めます。本検証には10時間程度かかっています。有意義な情報だと感じたら本記事を購入いただくか、以下のアドレスへお気持ち程度で構いませんので寄付をいただけると嬉しいです。強化素材や1USDTなどなんでも構いません。次回の検証のモチベーションアップになります。

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■はじめに

シーフの初歩的な攻撃スキルである「フェイントアタック」は最大まで強化するとスキル名が「殺しの前撃」に変わり、対象のCRI耐性を1.5秒間だけ大きく下げる効果があります。

ここで「大きく下げる」とは具体的にどのくらいなのかが気になってきます。実際に使ってみるとCRI率は体感で上がっているように感じますが、今回は具体的にどのくらい効果があるのか!?を深掘りしてみたいと思います。

■結論

忙しい人、検証の内容に興味がない人むけに先に結論を記載します。
今回調べた範囲では以下のことがわかりました。

  • CRI耐性は0になる

または

  • CRI耐性は51以上低下する

ただし、CRI率の計算式はエレメンタルナイツ時代のものをそのまま使用して対象モンスターのCRI耐性を得ました。元素騎士では計算式が変わっている可能性があるのでご留意ください。

元素騎士で実際の効果は以下となります。

  • CRI値400でCRI率約8%の対象に使うとCRI率は約75%になる

以上から「殺しの前撃」はものすごい有効であると言う結論になりました!!

■対象モンスターのCRI耐性

現状の元素騎士ではモンスターのCRI耐性の具体的な数値は公開されていないため、まずは比較対象となるCRI耐性の基礎値を調べる必要があります。

同様にCRI率の計算式も公開されていないのですが、こちらはエレナイ時代の計算式を適用してCRI耐性値を算出することとしました。

プレイヤーキャラクターのCRI耐性は腕力に依存して上昇するので、モンスターも同じと仮定し腕力が高そうなモンスターとしてコルキア大空洞のトロルL30を対象に選びました。

結果は以下の通り、自身のCRI値は395の条件でCRI率は約8%の結果となりました。

上記のCRI値とCRI率を計算式から得た表に適用すると以下のオレンジ色の部分になります。

以上から、トロルL30のCRI耐性は 51〜173の範囲にありそうと言うことがわかりました。(やや幅が広いですが、一旦置いておいて先に進み、必要に応じて試行回数を増やすものとしました。結果追加しても意味が薄いという結論になり試行回数は増やしませんでした。)

なお、この結果は通常攻撃のみで取得しました。

■「殺しの前撃」の効果を検証

サクッと行きます。

「殺しの前撃」が入っている場合のCRI率は75.14%±6.3%の間にありそうと言うことがわかりました。明らかに「殺しの前撃」の有無でCRI率が変わっていますが証明のために検定を行います。

CRI率が変わっていることが確認できました。次にCRI耐性の値を求めます。

表から分かる通りCRI耐性はほぼ0になって(キャップして)しまいました。CRI耐性が0以外であれば具体的な減少値が分かるのですが、キャップしてしまったので具体的な値を得ることができませんでした。以上から今回の検証で「殺しの前撃」のCRI耐性減少効果について分かるのは以下のことです。

  • CRI耐性は0になる

もしくは

  • CRI耐性は51以上低下する

CRI耐性の低下の具体的な値はわかりませんでしたが、それなりに高いと思われるCRI値395でCRI率が8%程度しかない対象に対して、「殺しの前撃」を使うことでCRI率は75%(キャップ)に至ることがわかったので十分な効果があることは証明できたため、これ以上の深追いはしないものとしました。

もし、トロルL30以上のCRI耐性のモンスターが見つかったら改めて検証をしてみます。

本文は以上となります。

■課題

実は「殺しの前撃」なしの場合は「通常攻撃」で、ありの場合は「スキル」でCRI率を得ています。

本当は条件は合わせたかったのですが、先に「なし」の結果を得た後で、「殺しの前撃」の追加効果は1.5秒しかないことに気づき「通常攻撃」でCRI率を得るのは現実的に不可能と判断して、途中で条件を変えました。

もし、実は「通常攻撃」と「スキル」でCRI率は変わるよ!と言う情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。

■用語

  • CRI値:クリティカル値、器用に依存して上昇する。

  • CRI耐性:クリティカル耐性、腕力に依存して上昇する。

  • CRI率:クリティカル率、CRI値とCRI耐性により得られる。エレナイ時代の計算式は下記

CRI率 = CRI値/(CRI値+150) * ( 1 - (CRI耐性/(CRI耐性+10) )

■補足:CRI率のグラフ

・CRI値50〜700, CRI耐性0,8,32,512

・CRI値0〜130, CRI耐性0,5,15,50

■補足:憤怒のかまえ

トロルL30は頻繁に「憤怒のかまえ」を使ってくるのですが、具体的な効果が不明であり、なんとなく腕力が上がりそう(付随してCRI耐性も上がりそう)な気がしたので念のためCRI率への影響を確認しました。

結果は予想とは真逆で、「憤怒のかまえ」使用中はCRI率が上がって(CRI耐性が下がって)いそうと言う結果になりました。続いて検定を行います。

検定の結果、有意差がある(憤怒のかまえでCRI率が変わる=CRI耐性が変わる)ことが確認できました。

「殺しの前撃」の効果を確認する際にCRI耐性は大きい方が比較がしやすいため「憤怒のかまえ」がない状態だけを抽出して比較対象としました。

また、クリティカルとガードが同時に発生した場合、バトルログにクリティカルになった旨のログが出ないため念のため、ガードが発生した場合のデータも除外しました。

■ おわりに

いかがでしたでしょうか?このデータが皆さんの冒険の一助となれば幸いです。また、ご意見ご感想、疑義や懸念はなんでも受け付けます!必要であれば追加検証も行いますし、本件に限らず気になっていることなどあれば検証したり記事を書いたりします!X(旧Twitter)までご連絡ください。

■ 寄付のお願い

重ねてのお願いとなり恐縮ですが、本検証にはかなりの時間を要しておりデータ取得だけでも10時間ほどの時間を使いました。貴重な休日の時間内に金策を断念して検証に取り組んでいます。今後も検証を続けていくために皆さんに寄付をお願いできると幸いです。(日本人はこういった類のお願いを無視することが多いというのは把握していますので、できる範囲でお願いしします。笑)

もし、援助していただける!という方は以下のウォレットアドレスまで強化素材などをお送りいただけると幸いです。

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以上、お付き合いをありがとうございました!

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