メディアGを通してみる存在論 #04

Gは、目には見えないほど小さい。

しかし見えないのは小さいからだけではなく、Gは自分を形作っているものだから、ともいえる。自己中心にあるG。

自分自身が、最も見えないものである。

Gは、自分の外にもある。我々の周りにある、我々が気になる存在のほぼ全てがGをもつ。

自分がGをもっていることを思い知らされるのは、これら他存在のGと、自分Gが直接な関わり合いを持ったとき。

その直接的な関わり合いを通して、自分の根源的な存在であるGを再認識することが多い。

このような瞬間は、自分の存在に感謝するときでもあり、自分の存在を誇らしく思うときでもある。また、自分の存在を脅かされたり、恨んだり、あるいは自分の存在を消したいときでもある。

他存在のGを介して初めて、自分のGが、立ち現れてくる。

Gとは、そんなXYZのようなメディアである。

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