いいかげんなメディア

メディアを仕事に使うとなるとイイカゲンでは困るけど、遊びであれば徹底的にイイカゲンであってもいい。

徹底的にイイカゲンなメディア。ここでのメディアとは、マスメディアのことではなく、あくまで「情報の媒体」という広義でのメディアのこと。

なので、フェイクニュースは、ここでいうイイカゲンなメディアではない。これは、中身の情報自体がイイカゲンなのであって、媒体は既存のSNS。まあ、それほど徹底的にイイカゲンではない。

情報は、中身も媒体もイイカゲンでは困るというのが世の声。

しかし媒体に、イイカゲンさ、いい加減さを持たせることで、中身のもつ意味合いが、自発的に変わってくるとしたら。。。面白くないか。

情報媒体というと今は、インターネット、メール、電子書籍、テレビ、ラジオ、本、新聞、雑誌、掲示板、回覧板などなど他にもあるけど、どうもイイカゲンさの加減がよくない。

もっとイイカゲンなメディアはないものだろうか。僕が知らないだけで、インターネットの中にすでにあるのだろうか。乱数表をベースとしたアルゴリズムではない、その向こう側にないのだろうか。

これら既存の媒体よりも上位にあるメディアの権化、メディアの親玉の尻尾をつかめれば、それを引きずり出すことで、イイカゲンなメディアで遊べるのではと妄想している。

それはもう、メディアという名ではない気がする。

言葉と五感のもつ揺らぎ。アナロジーがつなぐ連想。無作為につづく故事付け。これらを、乗り物であるメディアへ任せたい。

そこには、今までにはない遊びの匂いがする。

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