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玄明陰陽学の特徴

私の陰陽学の特徴は、目に見えにくいモノと見えやすいモノに分けて見て考えるということ。
それは、時間的には原因と結果の中にあり、空間的には、他者と自己の中にある。大切なものは目に見えないという言葉が有るように、いつも見えにくいモノを無視していると、大切なものを見失うだけでなく、求めている結果が遠ざかっていく。

原因と結果では、結果ばかりにこだわり、原因づくりをないがしろにし、他者と自己では、自分の都合ばかりにこだわり、他者の都合を無視する。
要するに、自己中で結果主義となり、今だけ、ここだけ、自分だけ、お金だけで考えてしまう事になる。これでは善なる循環が起こらなくなります。

今、世界中で起きている悪しき現象は、全て、この悪循環にあるでしょう。

では、良い循環が起きるためには何が必要かというと、複眼で見るようにする必要が有るということ。原因と結果を意識し、良い結果も悪い結果もその原因となっているモノを正確に見る必要が有るということ。
そして、この時間的循環が自分の中に有るように、他者の中でもあることを考えに入れること。

原因と結果、そして、他者と自己、この四象限を冷静に正確に見られるかどうかで、その循環の質が決まってくるでしょう。

このことを図にすると次のようになる。

この図は、時間的なことであり、この循環が自分だけでなく他者の中にも流れている。要するに、個性があり、その捕らえ方にも違いがある。
言い方を変えれば、それぞれの世界観があり、悟性という悟りの性質を有し、そこを基礎にして感性があり、そして蓄積してきた知性があって、行動に移したときに結果として表面に現れてくる。

この循環を繰り返し、人は失敗も成功も繰り返しながら、悟性や感性を育み、知性や理性を鍛えながら、それぞれの個性を磨いている。
このような循環が人の数だけあり、その波の重なりで社会が出来ている。

もっと別な言い方をすれば感性に求められているのは''愛''であり、愛を有効ならしめるのは''知''であり、それが間違いがないかどうかを検証するために''反省''が必要であり、その結果としての''発展''がもたらされる。

結局、他者も自己も社会も国家も世界も、全てこの時間的経過の中で積み重ねられている中身によって決まってくるということです。
ということは、この中身に違いがあり個性も違えば、国柄も違ってくる。
当然、善いモノも悪いモノも存在する。その循環の中で、皆、幸福という結果を求めて生きているけれど、現実悪い状況が生まれているということは、一番の原因は反省が出来ていないということであり、反省と言っても、表面的なサルの反省レベルで終わらせているということです。
サルの反省とは、ああすれば、こうすればと言ったように表面的な知識や行動レベルだけでの反省です。
この図に有るような世界観のチェックであり、その課題に対する認識であり、そもそも、そこにどのようなレベルの愛が有ったのかということ、それを具体化する方法が適切だったかどうか、それは真理知識に基づいたものであり、間違った偽物の常識で行動しなかったか、そして、努力が成されていたかどうかが結果を左右します。

やはり、一番重要なのは愛の反省です。
これは設計図に相当する以上、ないがしろにできません。
ここが循環の起点に在る。

もう一つ、玄明陰陽学の特徴は、この陰陽という要素と、右脳左脳という人間に与えられている機能と関連させているという事です。
左脳的なモノは、知性、理性に関わり陽であり、見えやすいモノであり
左脳的なモノは、悟性、感性に関わり陰であり、見えにくいモノです。
左脳は右目に右脳は左目に直接つながり、またクロスして連携を取ろうとしているように、両目で見なければ物事は立体的に見えません。

立体的に見れず平面的に見ているだけならば、正確に世界を見られないでしょう。求めている結果を得ることは不可能です。

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