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2024年オークストライアル総括&第85回オークス展望

どうもゲンコツでございます

ヴィクトリアマイルの回顧はまた書きますが、ホント自分は競馬に向いてないのでしょうか

今週末はオークスということで、これまで行われたオークスに繋がるレースの総括をし、
そして本番のオークスの展望も行いたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ

それでは今回もよろしくお願いします



☆忘れな草賞

1:59.4(12.5 - 10.5 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 12.8 - 13.1 - 11.9 - 11.4 - 12.1)
(58.1-61.3)

スタートから3頭がハナ争いになり、後続を大きく引き離す展開に
その影響で前半1000m58.1秒のハイペースになってしまいます
大きく離された4番手(後続の先頭)にタガノエルピーダが控え、先頭から約2秒の差はあったと思います

残り800mを切ってタガノエルピーダと先頭集団の差が一気に縮まり、残り600mを切って先頭に立ち、
最後までセーフティリードを保ち押し切りました

タガノエルピーダは前半1000mを60.0秒ぐらいのペースで追走し、
先頭集団が12.8 - 13.1(25.9秒)でバテた区間を12.0-12.0(24.0秒)ぐらいのペースでラクに差を詰め、
キレよりも持続力で他馬との能力の違いを見せつけた格好です

例年だと前半1000m60秒は掛かることが多いので、タガノエルピーダが逃げていたかもしれません

このレースを勝利してオークスを勝利した馬といえば、ミッキークイーンラヴズオンリーユーが思い出されますが、
この2頭とラップを比較すると、

2019年 ラヴズオンリーユー 
2:00.6(12.7 - 11.2 - 12.4 - 12.2 - 12.5 - 12.5 - 12.1 - 11.5 - 11.5 - 12.0)
(61.0-59.6) 外

2015年 ミッキークイーン 
2:03.5(12.7 - 11.4 - 13.3 - 13.2 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 12.0 - 11.1 - 11.6) 
(63.6-59.9) 外


オークスを勝った2頭は残り1000mのラップが59秒台で、さらに一番外を回してロスの大きいレースをしていますので、
特にラヴズオンリーユーは後半1000mは59秒を切っていた可能性まであります

ちなみにこのレースを圧勝して、オークスで人気して惨敗した以下の2頭の敗因を考えてみます

2022年のアートハウスは2着以下に0.5秒以上の差をつけての圧勝、
2021年のステラリアが1:58.0という速いタイムで勝っていますが、
前者は内を回しての勝利ですので、上記の2頭より長く脚を使えない、
後者はソダシが桜花賞で1:31.1という破格のタイムが出るような超高速馬場で、ペースも厳しかったですので、
道中ペースが緩みやすいオークス向きの流れにはならなかったのでしょう

今年のタガノエルピーダはオークスでも好走できるレース内容であり、
今年はオークスから回避する桜花賞出走馬が多いですので、
この馬がオークス馬になる可能性はあると思われますが、問題は気性の悪さと長距離輸送に耐えられるかどうかでしょう


☆フローラS

1:59.0(12.6 - 11.1 - 11.9 - 12.0 - 12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.6 - 11.6 - 11.8)
(59.7-59.3)

オークス好走馬は数年に一度は現れるものの、勝ち馬は2010年のサンテミリオン以来出ておらず、
レースレベルは忘れな草賞とは違い安定しているのが要因なのでしょう

私は過去の好走馬を調べてみると、フローラSのレース内容よりも、
それより前のレースで中山や阪神などの中距離で、後方から捲ったり、早め先頭で最後までいい脚を使って勝った馬が、
このレースでスローペースになっても対応できれば、オークスでも通用するのではないかと思っております

今年の勝ち馬アドマイヤベルは、新潟の芝1800m新馬戦では出遅れ後方から追い込んでギリギリ勝ったように、
間違いなく持続力よりもキレ味が強いタイプ

その後東京コースの1勝クラスのレースを2戦しましたが惜敗続きで、
1戦目は皐月賞4着馬アーバンシックにキレ負け、2戦目は青葉賞で惨敗した馬がスロー逃げ切ったレースで差し届かずでした

牝馬限定戦でレースレベルが落ちたフローラSは、2着ラヴァンダはこれまでずっとマイル以下を使っていた馬で、
このレースでは内をうまく立ち回っていましたが、
アドマイヤベルがその後ろに控えており、ようやく差し切れたという内容でしたので、
どちらもメンバーが強化されるGⅠだと厳しいと思うのですが


☆スイートピーS

1:45.6(12.2 - 10.5 - 11.3 - 11.6 - 11.9 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.6)
(34.5-35.4)

元々このレースのメンバーレベルが低く、4戦無敗でオークスを制したカワカミプリンセス以外好走した馬がいないのでしょうがありません

ただし、今年の勝ちタイム1:45.6は過去最速、前半1000m57.5秒も最速、
これは期待できるのではないかと思い、近年オークスで健闘した馬が出走した年のラップと比較すると、

2021年 タガノパッション4着
1:46.2(12.6 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 11.8) 
(34.7-35.9)

2019年 カレンブーケドール2着
1:47.7(12.8 - 12.2 - 12.3 - 12.8 - 12.3 - 12.0 - 11.0 - 10.9 - 11.4)
(37.3-33.3)

実に対照的なラップですが、2021年は大逃げを打っていた馬がいたため、
中団で脚を溜めていたタガノパッションは展開が向いたとはいえ、
最速上がりで2着に0.3秒差を付けて、当時レースレコードで勝ったのは事実

そして2019年はカレンブーケドールは出遅れて後方でしたが、
スローペースと判断したのか、早めに外から位置を押し上げ、他馬より長く脚を使っても、
直線で上がり33.3秒を出して前々で押し切ったという強い内容でした

今年このレースを勝ったコガネノソラは、レースレコードが出るハイペースの流れを最速上がりで差し切りましたので、
タガノパッションに近いタイプでしょうか

もし本番で反動が出ておらず、脚を溜められるような展開に持ち込めば、
タガノパッション同様健闘してもおかしくありませんので、
馬券は押さえておいた方がいいかもしれません


☆トライアル以外で気になる出走馬


私が気になっているのはミアネーロです

フラワーCではスタート時間が大きく遅れても気性の悪さを見せることなく、
レースでは私が評価しているエルフズトラックの淀みないペースの中、中団の内側でレースをし、勝負どころでも内でガマンして、
直線でスペースを見つけて瞬発力の違いを見せつけそのまま押し切りました

前々走菜の花賞で直線に入るとこの馬の前に常に馬がいて追えず、明らかに脚を余して5着に敗れたルメール騎手の失敗を、
まさか津村騎手がクリアできるとは思えませんでした

津村騎手とこの馬の相性は間違いなく良さそうですので、あとは桜花賞組との相手関係次第だと思います

そんな津村騎手がまさかオークスの前にヴィクトリアマイルを勝って、GⅠ初勝利を決めるとは思いませんでした

なんかタイミング悪い記事になってしまいましたね、持ってませんね...


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今回も読んでいただき、ありがとうございました
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