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23年2歳牡馬賞金順にチェックしてみた

どうもゲンコツでございます

先週は阪神JFに先駆けて、2歳牝馬勢をチェックしましたが、
今週は2歳牡馬賞金順にランキングし、気になる馬を紹介していきます

賞金順はチャンピオンズC週まで集計された〇etKeibaのデータベースで検索した結果を参照しております

※ちなみにサムネイルはチェックだけに…
GLEAT所属のプロレスラーチェック島谷選手です


2歳牡馬賞金ランキング

1位※シュトラウス
2位■イーグルノアール
3位■ゼルトザーム
4位※ジャンタルマンタル
5位■フォーエバーヤング
6位◇シンエンペラー
7位◇ゴンバデカーブース
8位※アスクワンタイム
9位※セットアップ
10位 オーキッドロマンス⇒次走予定クロッカスS

朝日杯FS出走予定賞金ランキング5位
16位※エコロヴァルツ

ホープフルS出走予定賞金ランキング3位
12位◇シリウスコルト
ホープフルS出走予定賞金ランキング4位
17位◇ヴェロキラプトル

※は朝日杯FS出走予定馬
■は全日本2歳優駿出走予定馬
◇はホープフルS出走予定馬



各馬の説明は出走レースごとに分けて紹介しますが、
全日本2歳優駿出走予定馬は割愛させていただきます
ご了承くださいませ

【朝日杯FS出走予定馬】

1位※シュトラウス

今シーズン東京で最初の新馬戦を逃げて2着以下を1.5秒以上千切って勝ちましたが、
次走サウジRCで3着と敗れてしまいました

新馬戦は仕上がりの早さと不良馬場適性の差で大差勝ちができたものの、
サウジRCは折り合いを重視した追切で、太目残りの仕上げになったことで、
この馬の底が見えてしまったと思ったら、
次の東スポ杯2歳Sは前々で追走、スピードの違いでそのまま押し切り、
私は見事に騙されてしまいました

2歳重賞で負けた馬が次走の2歳重賞で勝つというレアなことが起こったかというと、
2つのレースペースで明らかです

サウジRC
1:33.4(12.2-11.1-11.6-12.0-12.3-11.7-11.2-11.3)(34.9-34.2)

東スポ杯2歳S
1:46.5(12.3-11.2-11.8-12.0-11.8-11.6-11.7-11.7-12.4)(35.3-35.8)

不良馬場適性の高さ、上がり33秒台で走ったことがない、パワーのあるモーリス産駒、
どこから切り取ってもこの馬はスローペースは向いておらず、
実際サウジRCでは、出遅れと緩んだペースで、この馬のリズムで走れなかったのに対し、
東スポ杯2歳Sではペースが全く緩まなかったことで、この馬の得意なレースに持ち込めたわけです

では朝日杯JFはどうなのかというと、
開幕3週目で前残りの馬場なら、この馬が有利だと思われますが、
ペースが速くなっても、差して上がり33秒台は出せる馬場ですので、
位置取りやペース、そして鞍上もモレイラ騎手からマーガント騎手に替わるので、
正直軸では買いづらいですよね


4位※ジャンタルマンタル

京都芝1800m新馬戦、デイリー杯2歳Sを連勝しましたが、
新馬戦で0.4秒差付けた2着の馬はその後、京都2歳S5着に好走、
デイリー杯2着エンヤラヴフェイスは新馬戦をレベルの高い勝ち方をしたものの、
新潟2歳Sはいろんな要素で全く力を出せてませんので、
どちらのレースも骨のある馬を倒してるのはプラスです

じゃあレース内容はどうだったかというと、
新馬戦の前半1000m60.3秒は新馬戦にしては速いペースで、前々で最速上がりを出して勝っており、
デイリー杯は外から差し馬が強襲できるような稍重馬場でしたが、
前半1000m59.5秒のペースを前々で抜け出して上がり34.7秒なら悪くはないでしょう

じゃあ朝日杯FSはどうなのかというと、
時計や上がりの出やすい阪神外回りコースに変わって、
キレのある馬に差されそうな気がしてならないのですが

あと朝日杯FSから鮫島駿騎手から川田騎手に乗り替わるようで、
鮫島駿騎手の阪神コースの先行するときはうまいのに、その理由を知りたいです
(ちなみに鮫島駿騎手はクリーンエアに騎乗するようです)


8位※アスクワンタイム

小倉2歳Sを外から差し切りましたが、
京王杯2歳Sでは中団で全く伸びず惨敗しました
全兄のファンタジストは朝日杯FS4着に健闘しましたが、
この馬はまだこれからではないでしょうか


9位※セットアップ

新馬戦から札幌2歳Sまでずっと逃げてますが、
新馬戦でレガレイラにあっさり捲られましたが、
その後は他馬を寄せ付けずに逃げ切っています

馬もまだ3戦目であるにも関わらず、操縦性の高そうな逃げ切りで、
鞍上の期待に応えた走りできるのは素晴らしいです

個人的にはホープフルSで観たかった馬ですが、
朝日杯FSはマイルなので、今まで以上にマークできる馬が増えそうなのが気になります


16位※エコロヴァルツ

セットアップをマークしてきそうな馬の代表がこの馬です
この2頭は同じ札幌芝1800mを勝っていますので、ラップを比較してみましょう

札幌2歳S 稍重 セットアップ
1:50.5 (12.7-12.0-12.1-12.6-12.7-11.9-11.6-12.0-12.9)(36.8-36.5)
コスモス賞 良 エコロヴァルツ
1:48.8 (12.5-11.9-12.6-12.3-12.0-11.9-12.1-11.7-11.8)(37.0-35.6)

馬場状態が同じではないので比較しづらいとはいえ、
マイルに向いてそうなのは、ペースを落とさずに走り切ったエコロヴァルツのような気がします

ただこの馬にとって心配なのが、長期休養明けで急仕上げっぽいのと、
今週から復帰する武豊騎手がどこまで復調しているかです


【ホープフルS出走予定馬】

6位◇シンエンペラー

京都2歳Sの回顧はジャパンCの予想記事の前半に書いておりますので、
そちらをご覧ください

モレイラ騎手をうまく能力を引き出したこともありますが、
京都2歳Sの過去のタイムと比較しても2秒近く速い時点で、
東スポ杯でとんでもないレコードタイムで勝ったコントレイルのようです

ホープフルSではモレイラ騎手からムルザバエフ騎手に乗り替わりますが、
あまり前走を参考にせず、ムルザバエフ騎手が得意な乗り方をする方が、
あっさり勝ちそうな気がします

ホープフルSの結果次第で、イギリスダービーを目指すそうですが、
それは勝った結果目指すのか、負けた結果目指すのか、
それを考えるだけでも夢があっていいですね


7位◇ゴンバデカーブース

新馬戦はスピードの違いで逃げ切って、素質馬が揃ったサウジRCで後方からまとめて差し切るレースセンスの高さはすごいのですが、
マイル2戦2勝だから朝日杯FSというわけではなく、
芝2000mのホープフルSを目指すとは思いませんでした

サウジRCのレース内容なら距離は全く問題ないので、
シンエンペラーとの対決が楽しみでなりません
朝日杯FSは大混戦で馬券妙味がありそうですが、
対決という意味ではホープフルSの方が楽しみでなりません


12位◇シリウスコルト

距離延長で臨んだ芙蓉Sで快勝しましたが、
レース内容は平凡で、ちょっと2強とは差があるでしょう


17位◇ヴェロキラプトル

今年からデビューして大活躍しているスワーヴリチャード産駒の代表馬です
前走野路菊Sのタイム1:46.0は、過去のタイムとは比較してなんと約2秒程速く、
逃げたメイショウゴーブルが粘るところを上がり35.0秒で差し切りました

この馬もかなり強そうですが、
これまで戦ってきた相手が1勝クラスで苦戦してますので、
この馬もG1ではどうなのでしょうか?


今回のスポットライト

◇カフェグランデ

このネタをまだ知ってるのは、確実に40歳オーバーでしょう(苦笑)

今年デビューの産駒で一番期待され、高額で取引されていたのがレイデオロ産駒なのですが、
6月~8月までは人気を裏切り続け、勝ち上がれるのか不安でしたが、
9月の中山開催辺りから勝つ馬が増え始め、今では12頭も勝ち上がれました

レイデオロ産駒が一番得意なのが、距離は2000М、コースは中山芝コースです
ただこの馬は中山のマイルの重馬場で勝ち上がりましたので、
他のレイデオロ産駒とは違いスピードはあります

次走が東京マイルのベゴニア賞で勝馬に0.3秒差の3着という結果だったものの、
前半1000mが63.5秒という超スローペースながら、
上がり32.9秒の末脚でギリギリ3着まで追い込みました

他のレイデオロは速い上がりが出せないので、逃げ先行で押し切るレースで勝つことが多いですが、
ここまでキレる脚を持っているレイデオロ産駒はなかなかいないと思います

次走はホープフルSですが、2強はかなり強いですし、課題はたくさんありますが、
本来レイデオロ産駒の得意な舞台ですので、一発あってもおかしくありません


今回も読んでいただき、ありがとうございました


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