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【考察】京都モイストタウンストーリーズ

お盆休みを利用して友達4人で京都に行った。
旅行らしい旅行はおろか、基本的に関東圏内から出ないので「新幹線のチケット」「ホテルの予約」など旅行におけるスタンダードな事務手続きの時点でもうちょっと怖かった。

新幹線のチケットって人数分まとめて買って、それぞれのSuicaのIDと紐づけて分配する事ができるんだけどそれが凄くて当日の朝、改札通った瞬間「スマート」って言った。

1泊2日の旅程をなるべく効率的に楽しもうとGoogleマップで事前に周るコースを作り、計画的なツーリズムを目指したものの終日、意味わからない「大曇りときどき弾雨」みたいな天候で、全然旅行の天気じゃねえなと思った。

そういえば旅行に合わせてGR IIIxというカメラを買ったので、写真も上げますね。(カメラ、一眼レフだとデカすぎて持ち歩かないしiPhoneだとなんかなあ〜と思って優秀スナップ機であるGRの良いやつにしたけどめちゃくちゃいいです)

京都は天候のせいもあるのか、そもそも盆地だからなのか湿度がバカみたいに高く、快適とは程遠かった。ただ「旅行に来ている」という非日常的な感覚だけで全ての不快感に蓋をしていた気がする。

泊まったホテルがやたらゴージャスな雰囲気で、全然普通に江戸川コナンの御一行が園子に誘われて宿泊することになった米花町のホテルみたいな雰囲気だったし、このエレベーターも爆発したらすごく絵になりそうだなと思った。

左のエレベーターが爆破される

三十三間堂とか京都っぽい寺社仏閣も行ったけど、深夜2時から3時にかけて部屋で行われたシンジ考案の「サビの一音だけを歌って曲名を当てるゲーム」が異様に面白かったことしか覚えてない。

本当のゲーム王って、キル数やランクとかではなく「無から有を生み出し、提供することで空間を支配する能力」を持つことを言うんだなと思ったし、"人間は遊ぶ存在である"というホモ・ルーデンスを体現していてかっこよかった。

小島秀夫と意識を共有している?

2日目は龍安寺で石庭を見たりした。15個ある庭の石すべてを一遍に見ることは難しいらしく、大抵は13個くらいしか見れなくて「その見ることができない石の数は自分に足りないものの数だから龍安寺で修行をしなさい」的なことをタクシーの運転手に言われたがヤギは全然普通に全部見つけてた。

あと、1日目の夜に清水寺の夜間拝観に行ったらたまたま「1日で1,000日分のお参りをしたことと同じになる日」だったのでみんなでお参りをした。そのため俺は今現在、清水寺を1,000日お参りした状態であり、功徳がすごいことになっているので気を付けた方がいい。

それと「内々陣」と呼ばれる清水寺の最深部が開放されており、普段は見られない仏の姿を見ることが出来るとのことだったので、2時間くらい並んで内々陣へ。

進んでみると5mくらいあるデカ本尊を取り囲むように、めちゃくちゃ怖いおじいさんの顔をした奇仏が鎮座しており、その横に【「絶対に」触らないでください】と書いた立て札があって泣くほど怖かった。

デカ本尊を巡礼していくと最後は極み仏みたいなラスボスが出てくるんだけど、そいつにがんじがらめに結ばれた超聖縄ホーリーロープを自分たちで握って「祈りを流し込む」みたいな作業があってそれも怖かった。

むらたとも話したけど数百年分のさまざまな祈りを吸収した何かって、ほとんど呪物だという結論にたどり着いて嫌な気持ちになった。

旅の終盤、たまたま見つけたスノーピークのカフェみたいなところで休憩したけど1杯900円近く取られてその場では「ふん、まあよくあるぜ」みたいなすまし顔してたけど別に美味くもないしすげー普通にむかついた。キャンプ用品だけ売っててください。

あと、帰りの新幹線に乗る前に食べた『蓬莱』とかいう過大評価の肉まんを食べたけどまあまあ美味しくて「まあまあ美味しいね」と言った。

京都は景観のために建物が低かったり、都内より空間的にも空気感的にもゆったりしていて、住みたいかもなと一瞬考えたが、狂気じみた盆地の湿度で体中が常に濡れてしまうので無理だと思う。

あと、立て替え分ですが、全部で31,200円になります。

内訳
タクシー ¥2,860
新幹線 ¥28,340

よろしくお願いします。

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