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黒人2

スプラトゥーン3とかいう色塗り陣地合戦ゲームをやった。ゲームにハマることが一切出来ないことはわかっていつつも「そんな面白いというのなら」という気持ちで購入してみた。

最初こそ、その新鮮さが面白かったものの、案の定2週間程度が限度で既に甥と姪に所有権が移っている。

ゲームもアニメもアイドルも配信者もコスプレイヤーも何にもハマることが出来ない。いわゆる「オタクカルチャー」に一切ハマらず生きてきたので、オタクであることがある種のステータスになっている今の世の中に対して妙に居心地の悪さを感じることが多くなった。

オタクカルチャーを否定しているわけでは全くなく、ただ「オタクじゃない」ことがものすごく徐々に受け入れられにくくなっているのではないかと思う。

「推し活」という言葉をテレビで聞いた。5人に1人の割合で「自分の推し」がいるらしい。それくらいオタクでいることが当たり前だし、自分の観測範囲においてはおそらくこの比率は逆転すらするな、と思った。

当時、社会に受け入れられなかった文化であり日陰者の象徴だったオタクカルチャーは今や「推しなき者」の存在価値を破壊する。

メインカルチャーがオタクの支配下に移った日本において、俺は緩やかに迫害を受けている。当人たちも無自覚な迫害を受け続けている。さしずめ俺は第二の黒人、「黒人2」だなとも思う。

オタクが跋扈するインターネットにはすでに居場所はなく、黒人2の俺はバスの後ろに座り、割り当てられた水飲み場で水を飲み、学習の機会を奪われ、結婚相手も選べず、白い頭巾を被ったオタクに囲まれている。そのオタクの周りを全くおんなじ顔をした13人のおばあさん達が囲み、そのおばあさんを大きなアメジストの原石が囲む。その横ではお相撲さんとティラノサウルスが大一番を繰り広げていて、その様子をクチバシティのマチスがブルースで盛り上げている。

すみません、この一文をAIに画像として生成させたら、どうなるのでしょうか?助けてください。

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