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リミックスポイント2022年3月期中間決算について

 小田玄紀です

 本日、株式会社リミックスポイントの第2四半期決算を発表しました。

 第2四半期の結果としては売上104.9億円(前年同期比+56.7億円)、営業利益11.9億円(同+19.4億円)となりました。以下に主なポイントを説明させて頂きます。

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 これは改めてになりますが、リミックスポイントでは法律改正・規制緩和の市場領域に積極的にチャレンジをしており、大きく4つの事業を展開しています。

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  冒頭にも記載をしましたが、2022年3月期第2四半期の結果としては売上104.9億円(前年同期比+56.7億円)、営業利益11.9億円(同+19.4億円)となりました。

 エネルギー事業についても夏季は本来は収益は上げにくいのですが、後述のように適切なヘッジが出来たことで収益を上げることが出来、売上61.2億円(同+33.1億円)、事業部利益7億円(同+5億円)となりました。

 ビットポイントも売上20.8億円(同+19.9億円)、営業利益10.2億円(同+17.5億円)となりました。

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 売上推移としても過去3か年で四半期単位としても最も売上高を計上することが出来ました。

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 なお、期初に掲げた業績予想は連結売上214億円、営業利益26億円でした。今回は中間決算でしたが、こちらの業績予想に対しては計画通りの進捗となっています。

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 また先日開示をした第18回新株予約権についても今週中に無事に全ての行使が完了しました。毎回、新株予約権を発行する度に株式の希薄化に伴う株価への影響もあることを考慮していますが、今回の資金使途は今冬の電源価格高騰に備えた対策を含んでいます。

 今夏において電力事業が収益化出来たのも、相対電源の確保や電力先物などを活用して適切なヘッジが出来たことが大きく寄与しています。今冬も安定的な収益を上げるために必要な対策であるということをご理解いただければ幸いです。

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 電力事業については上記の通り、順調に契約数は増えています。高圧・低圧共に順調です。

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 また、この第2四半期において安定的な収益を計上することが出来たのは上記のように適切なヘッジが出来たためです。これは今冬も継続して行っていきます。既に今冬については相対電源および先物によりほぼ全量がヘッジ出来ています。

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 なお、今回から容量市場について触れています。この容量市場は2024年から実施される制度なのですが、簡単にいうと契約容量によって小売電気事業者が負担する容量拠出金が2024年以降に発生していきます。

 これまでは『規模の拡大』がテーマでしたが、これからは『適切な電力使用状況のバランス』がテーマになってきます。そのため、これまでは契約数や契約容量が右肩上がりに増えることが会社業績にとってもプラスになるとの判断からIR資料にも記載をしてきましたが、今後は契約数や契約容量は下がったとしても、その方が結果的に収益貢献する可能性があるということを先んじて共有させて頂きます。

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 レジリエンス事業部はこの第2四半期の結果としては赤字で終わりました。ただ、この事業部が最も多くのチャレンジが出来たと考えています。

 家庭用蓄電池も販売時期が遅れましたが、正式に取扱いを開始できるようになりました。

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 省エネコンサルティング事業も引き続き多くの事業者や代理店から支持を頂いています。経済産業省、環境省、国土交通省や地方自治体が実施する省エネ補助金を活用した省エネ提案について、さらなる実績を積み上げることが出来ました。

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 今後はよりSDGsが求められますが、まさに様々な企業のSDGs化を省エネ補助金を活用して実現して参ります。

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 『すごい水』をはじめとしたSUGOMIZUシリーズも手指をはじめとした全身に使えるタイプをリリースしました。引き続き感染症対策事業も強化をしていきます。

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 ビットポイントは新システム稼働以降、安定的に収益を計上出来ています。

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 8月からADA(エイダコイン)を国内初で取扱いを開始したこともあり、口座数も増えています。またアクティブユーザー数も順調に増えています。こうしたことが業績改善に寄与しています。

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 第2四半期まででいうとADA(エイダコイン)、10月に入ってからはジャスミーやポルカドットの新規上場などビットポイントでは積極的に新規暗号資産取扱いを展開しています。

 特に日本初暗号資産を取り扱うことに注力をしてきました。ビットポイントでしか買えない暗号資産があることで、暗号資産取引の1つの選択肢としてビットポイントを選んで頂けるユーザーが増えています。

 また、数年ぶりにログインしてみたら非常に使いやすくなったと言って頂ける声も多く頂いています。開発体制・運用体制も刷新した結果として、特にはじめての暗号資産取引所としてビットポイントを選んで頂ける方も増えています。

 また合わせて本日開示をしましたが、ビットポイントにおいて暗号資産証拠金取引サービスを終了することとしました。これに伴い今年5月に取得した第一種金融商品取引業については廃業申請をします。

 経営の選択と集中という観点から、当面の間はビットポイントとしては現物の販売所・取引所機能の強化に特化していくべきとの考えから今回の決断に至りました。もちろん、第一種金融商品取引業者と同等の経営管理態勢の維持はしていきます。

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 ビットポイントではこれまで取り組んできたこともありますが、まだまだ実現できていないことの方が多いです。

 現状でも一定の収益化は見えてきましたので、今後まだ未実現のことを実装していくことでさらなる可能性が広がってきます。

 あしたを、もっと、あたらしく。

 リミックスポイント、ビットポイント共に非常に大きな可能性があると感じています。

 今回の第2四半期決算の数字について、受け止め方は人によって様々だと思います。意外と頑張ったと思って頂ける方もいるかもしれませんし、通期業績予想の半分に達していないという見方をする方もいるかもしれません。

 ただ、1つだけ言えることとしては確実にリミックスポイントグループとしては企業力が向上しています。

 この『再生』という本を今年に出版しましたが、まさにリミックスポイントグループは再生の過程にあります。これまでも様々な課題に直面してきましたが、その課題に対して適切に対応することにより企業価値の向上を実現してきました。

 取り組んでいる市場領域は大きく、成長余地もそれに比例して大きいです。

 これからのリミックスポイントグループの取組にご期待ください。

 2021年11月12日 小田玄紀


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