見出し画像

Play for Charityの可能性

 小田玄紀です

 本日、発表を行いましたが2022年1月26日(水)からビットポイントにてDEAPCoinの取扱いを開始します。

 DEAPCoinはいわゆる『Play to Earn』銘柄と言われるトークンの1つです。Cryptoの業界に関わっている人からすると『Play to Earn』という言葉で分かるかと思うのですが、この業界に慣れ親しんでいない人も多くいると思うので、簡単に説明をすると、従来のゲームは『Play to Fun』でした。

 楽しむためにゲームをする。これが従来のゲームをする多くの人たちのモチベーションでした。

 もちろん、このモチベーションは非常に大きな意味がありますし、私自身がゲーマーなので、このモチベーションはこれからも維持され続けるべきだと思っています。

 一昨年位から概念が出来て、去年に一気に急拡大した概念が『Play to Earn』すなわち“ゲームをして稼ぐ”という概念です。

 CryptoおよびBlockchainの最大の価値はデジタルデータの非改竄性です。デジタルの資産がコピーされずに唯一性の価値を持ちます。このことにより様々なイノベーションが生まれていきます。

 たとえば、従来のゲームだと3000円を課金してキャラクターの育成をしても、それはただ自分のゲームのキャラクターを強化するためのものでした。他方でこのキャラクターがブロックチェーンで移動できるものだった場合、3000円のキャラクターはそこに価値があれば3000円またはそれ以上で売買できる可能性があります。

 さらに、キャラクターを買った人が、そのキャラクターを預けて、預かった人がレベルアップをして返すという事もできます(昔だと、家族で兄が弟にレベルアップをさせてお小遣いをあげた・・・ようなもの)。ここでレベルアップをした対価として報酬がもらえる。キャラクターを買った人もレベルアップすることでキャラクターの価値が上がり資産価値が増えるというメリットがある。端的に言うと、これがブロックチェーンを活用したNFTゲームの価値であり、このレベルアップをしてくれるチーム制度をギルド制度と言われています(専門家から見ると厳密には違うところもあるかもしれませんが、端的な説明ということでご容赦ください)。

 さて、この『Play to Earn』で有名になったゲームがAxie Infinityです。Axie Infinityはベトナム発のブロックチェーンゲームですが、去年非常に注目を浴びました。注目を浴びた理由は様々あるのですが、その1つが収益性と社会貢献に繋がった点です。

 昨年5月頃のAxieの収益は月間5000万円程度でした。それが、ギルド制度を導入した以降に7月には170億円になりました。月商が170億円です。そしてその翌月にはどうなったかというと・・・

画像1

 なんと400億円となりました。こうしたことからもCrypto Gameはさらに注目を集めることになりました。さらに、こちらはここでの収益だけでなく途上国の人たちの生活基盤を支えることになった点も注目を浴びました。

 こちらの動画にもありますが、フィリピンなどでは生活苦の人たちがAxie Infinityによって収益を得て、生活が出来るようになったという声がたくさんあります。

画像2

 ヤギを買うことが出来た、借金を返すことが出来た、病気の親の治療費を負担することが出来た。こうした様々な声があがり、アジア地域を中心にCrypto Gameは普及をしました。

 このあたりについてはDEAP社のメンバーでもある山田さんが非常に詳しくNoteにまとめて頂いているので、山田さんのNoteを見て頂けるとより分かりやすいかなと思います。

 日本においてはゲームは1つの大きな産業です。そしてこのゲーム産業とBlockchainは非常に相性がいいとされてきました。その中でも、以前からNext Axie(次のAxie Infinityになる会社)はどこか?ということが言われてきました。

 今回、ビットポイントが日本初となる『Play to Earn』のトークンをリストすることが出来たのは、こうした背景からも非常に楽しみなことですし、意義があることだと考えています。

 では「DEAPCoinはNext Axieか?」と聞かれたら、それに対する答えはシンプルです。それは「Axie以上の可能性がある」ということです。

 Axie Infinityは『Play to Earn』を代表するトークンでした。ただ、DEAPCoinをただの『Play to Earn』銘柄でくくってしまうのは、その本質的価値を見誤っていると思っています。

 結論、タイトルに戻るのですがDEAPCoinは『Play for Charity』つまり社会貢献のためにゲームをするプロジェクトになる可能性が秘められているのではないかと思っています。

 DEAP吉田社長で会って話をすると、大体いつも寄付や社会貢献の話になります。このCryptoのスキームを活用して継続的な寄付や社会課題の解決に回すことが出来ないか。

 たとえば、ギルドの仕組みを応用してNPO団体や社会起業家にギルド報酬が継続的に寄付として入ってくるようなスキームを構築する。寄付をする側も自分の寄付額(投資額)は減らずに、その配当益を継続的な寄付に回すことで、大きな負担なく継続的な寄付を実現するということも可能かもしれません。

 もちろん、これらはプロジェクトがしっかりと新しいコンテンツを開発し、提供し、継続的なトークン価値を支えていくことが前提となります。ただ、『自己のために稼ぐ』という点だけでなく『社会のために収益を上げる』というマインドはただのPlay to Earn市場に収まらない可能性があるのではないかと考えています。

 『Play for Charity』

 これはまだ、私や吉田社長と一部のメンバーしか言っていない言葉ですが、将来的にこの思想がDEAPCoinと共に広がると、非常に嬉しいです。

 なお、ビットポイントでのDEAPCoinの取扱いは1月26日(水)からです。様々なキャンペーンも実施していきます。ビットポイントの口座開設体制も今週から強化していますので、そこまでお待たせすることなく口座開設が出来ると考えています(それでも殺到した場合はお待たせしてしまう場合もあります。ご容赦ください)。

 ぜひこの機会にビットポイントをご利用ください。

 『あしたを、もっと、あたらしく。』

 これがビットポイントの理念ですが、今日、またあたらしい取組を1つ発表できることを嬉しく思います。

 2022年1月20日 小田玄紀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?