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定時株主総会のご報告

 小田玄紀です

 本日、リミックスポイントの定時株主総会が開催されて、全ての議案について承認決議を頂きました。今回は新型コロナウイルスの影響もありハイブリッド型のバーチャル総会とさせて頂きました。

 コインチェックさんのバーチャル株主総会支援サービスであるSharelyを導入させて頂き、インターネット配信を併用した株主総会となりました。会場にお越しいただいた株主の皆様を含めて、多くの方の期待に応えるべく、今期はこれまで以上に結果に貪欲になって参ります。

 今回の株主総会では新任取締役の方も加わりましたが、今期で退任された取締役の方もいます。その中の1名が安田博延先生です。

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 安田先生との出会いは、控えめに言っても最悪の出会いでした(笑)。もともと、東京地検特捜部の検事も務めていた安田先生ですが、多くの企業でコンプライアンス面で社外取締役や顧問弁護士を務めてこられた先生です。出会いは7年程前になりますが、当時はリミックスポイントに対する風評が本当に根強いものがあり、他方で会社としては不祥事もなく健全な経営をしていたのですが、このことを正しく発信するために第三者の方に会社の健全性を評価してもらおうと思い、安田先生に面談にいきました。

 安田先生の事務所に伺い、名刺交換をして椅子に座ろうとしたら、「君みたいな会社と話すことはない!」と怒られて、出されたお茶を飲むこともなく1分で追い出されました。これ、誇張でなく実話です。

 とは言ってもお時間を頂いたので、帰社してお時間を頂いたことのお礼のメールを送ったところ、すぐに返信があり、「先ほどは急に怒ってすまなかった。また時間を取るから要件があれば話は聞く」と言われて翌週に再度、訪問をして、リミックスポイントのことを第三者的に評価してもらいたいので、よければ情報は全て開示するので評価してもらいたいということを依頼しました。

 結果的に安田先生が3か月ほどかけてレビューを頂き、確かに健全に経営をしていることを確認頂き、その際に「よかったら社外取締役引き受けてくれませんか?」という依頼をしたところ、また怒られて「今回、第三者として評価はしたが、社外取締役なんて受けるわけがないだろう!そんな甘いことを考えるな!」と言われて帰ったのですが、翌週になりお電話を頂き、「改めて考えたけれど、小田さんがそこまで言うなら社外取締役を引き受けてもいい。その代わり、納得しないことがあったら私は決議に反対するし、不祥事とかは絶対に認めない。小田さんが会社に常に検事に見張られているという覚悟があるなら引き受けてもいい」と仰っていただき、そこからリミックスポイントの社外取締役を引き受けて頂くことになりました。

 事実、毎回の取締役で安田先生が怒らなかったことは無いのではと言っていい位、様々な議案について厳しく指摘を受けました。取締役会として説明不足な点や検討が至っていない点があると、厳しく指摘をされて否決されました。そのために再度議案を上程しなおすということもしばしばありました。

 そんな厳しい安田先生ですが、誰よりもリミックスポイントのことを大事に思い、愛してくれ、2019年にビットポイントで不正流出があった際には「小田さんは今、大変だと思うけれど、私は小田さんがこれまでたくさんの苦労を乗り越えてきたことを見てきたから、だから今回も実は安心している。この課題を克服することで、さらに会社として成長できると信じている」と言って頂くなど勇気を与えてくれました。

 今回も本当は安田先生としては社外取締役を続けたかったのだと思いますが、社外取締役として6年以上任期につかれ、このまま続けると社外取締役としての牽制が働かなくなるかもしれないということで任期満了に伴いその職を降りることとなりました。

 安田先生がいたからこそ、常にコンプライアンスを意識した経営を心掛けることができましたし、この文化はこれからも引き継いでいきたいと考えています。

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 新任取締役の方々も、それぞれの分野で活躍をされてきた方ばかりです。今回、今川さん、伊勢谷さん、椿さん、えとみほさんを新任取締役として迎えましたが、これまで以上に攻めの経営が出来ると考えています。

 新経営体制による、これからのリミックスポイントをよろしくお願いいたします。

 2021年6月25日 小田玄紀

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