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2022年3月期 第1四半期決算について

 小田玄紀です

 先ほど、リミックスポイント2022年3月期第1四半期決算について開示をしました。

 数値面を先にお伝えすると
  連結売上高 43億円(前年対比+21.2億円。+97.4%)
  連結営業利益 4億円(同+7.2億円)
 となりました。

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  前期決算の際にもお伝えをしたように、リミックスポイントは昨年まで構造改革を実施し、収益基盤の構築が出来つつあります。前第4四半期は電力卸市場価格の高騰に起因した特殊要因を除けば収益化は出来ていましたが、当第1四半期は、全ての段階利益において黒字化を実現させることができました。

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 業績予想については既に公表の通り、売上214億円、営業利益26億円を想定しており、現時点において想定通りに進捗をしています。

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 電力事業については低圧需要家は順調に増えています。今後、よりBtoCマーケティングを強化していき、低圧需要家については獲得を強化していきます。

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 高圧需要家についても順調に増加しています。なお、高圧需要家については今後は業界動向も踏まえて、契約量よりも収益性をより重視した戦略へとシフトしていきます。

 なお、電力事業については直近でもLNG価格の高騰に関するニュースであったり、新電力の半数が電力調達目途が立っていないという報道がされているので、不安になっている投資家の方も多いかと思います。


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 この点に関しては上記のページにある通り、リミックスでんきはこの夏季についてはほぼ全量を相対電源や先物取引を活用してヘッジをしています。このため、仮にJEPX価格が高騰してもこれにより収益が悪化するということはありません。この点はご安心頂ければと思います(ちゃんと過去の教訓から学びました)。

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 既に開示もしていますが、リミックスでんきとして横浜F・マリノスのトップパートナーとなり、今月1日よりマリノストリコロールプランという電力料金プランを発表しました。

 これは需要家にとっては電気料金が安くなり、かつ電気料金の一部を横浜F・マリノスの支援にあてるという皆にとってWin-Winな電気料金プランです。

 リミックスでんきにとっても知名度向上につながりマーケティングの観点からも非常に価値ある取り組みだと考えています。

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 レジリエンス事業部の方でもオリジナルブランドの蓄電池「リミックスバッテリー」の取扱いを開始しました。

 こちらはアンケートの結果ですが8割以上の方が災害への備えとして蓄電池の必要性を感じています。リミックスバッテリーは大容量であり、かつ全負荷・特定負荷を選択できる点も特徴にあります。特定負荷にすることで一定期間においても災害時に生活に必要な電源確保が出来、全負荷にすることで災害時にも短時間ではあるものの従来と変わらない生活を送ることが出来ます。

 これまで蓄電池の販売実績があるパートナー企業と一緒にリミックスバッテリーの販売をしていきます。

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 MA-Tシステムを採用した「すごい水」と「SUGOMIZUマウスウォッシュ」についても、この8月より本格的に販売を開始しました。今週からタクシーCMもはじめているので、多くの方から「タクシー広告みた!」と連絡を頂いています。

 今までのリミックスポイントとは一線を画したBtoC向けのマーケティング組織を構築し、積極的な販売活動に取り組んでいます。

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 感染症対策に関してはスカラ映像法の実証実験も引き続き行っております。こちらは現在は実証実験のステージですが、効果検証がされた段階で正式なサービス開始是非を検討していきたいと考えています。

 リミックスポイントは外部機関でエビデンスが証明された製品・サービス以外は取り扱わないことにしており、本サービスにおいても実証実験を踏まえて効果が確認されたことではじめてサービスに転じていきます。

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 地方自治体に対する総合的なエネルギーコンサルティングも実施をしており、青森県今別町に対して持続可能なまちづくりの実現に向けて、地産地消型の循環型社会の構築・地方創生およびレジリエンス強化型災害対策を同時に実現することを目的としたマスタープラン策定をしていきます。

 エネルギーから感染症対策まで幅広く企業・個人・自治体のレジリエンス対応の支援をしていきたいと考えています。

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 ビットポイントも昨年のシステム改修以降、安定的な収益化を実現できました。

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 第2四半期以降の施策として、特に大きいのが新規暗号資産としてADA(エイダコイン)を上場できた点にあると考えています。

 TRX(トロン)も日本ではじめてビットポイントが取扱いを開始し、今でもTRXが売買できる日本唯一の取引所ですが、ADAが取り扱えるようになったことは非常に大きな意味があります。

 ADAは暗号資産人気ランキングで常に上位を誇る暗号資産です。今後もビットポイントのオリジナルバリューを増やし、引き続き事業成長を実現させていきます。

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 NFTについても既にプラットフォーム構築に着手しており、今後は「暗号資産交換業のビットポイント」ではなく、「暗号資産交換業もやっているビットポイント」となり、派生する市場領域に対しても積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

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 なお、様々な取り組みをビットポイントでもやってきていますが、まだ3合目程度という認識です。年内にさらなる機能強化を行い、また、セキュリティや経営管理態勢の強化などを含めて行った上で、マーケティング強化を含めた本格的なチャレンジに入っていきたいと考えています。

 幸いにもこの市場はより大きな成果を上げている企業が国内外にいっぱいいます。『ビットポイントの現状と他社との差』はそのまま『ビットポイントの可能性』だと考えています。これからの取組が楽しみです!

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 SDGsに対する取り組みも、既存事業そして既存事業以外を含めて継続的に行っていきます。

 リミックスポイントは既存事業においても、もともと社会の課題解決を意識して取り組んでいます。ただ、既存事業だけではカバーできない領域については、他のNPO・社会起業家や企業とのパートナーシップで実現していきます。

 収益を上げるだけでなく、どのようにして社会問題の解決に貢献しているか、これが継続的な成長のためにも必要なことですし、何よりも社会の課題を解決してはじめて存在意義・存在価値があると考えています。

 まだ第1四半期が終わったばかりではありますが、引き続き目標を意識しながらグループ全体で取り組みを続けていきます。

 社員、取引先、株主の方を含めて、多くの方の支えがあって今回の第1四半期の結果があったと考えています。多くの方の期待に応え、また、恩に報いるためにも今後も日々の取組みを続けていきます。

 2021年8月13日 小田玄紀

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