性を売らなくなった理由
私は元々、性を売りにして生きていた
それをどうしてもしたくなくなった理由
バカな女で居続けるのが辛いから
私は、相手に合わせて対応を変えるのが得意だった
賢そうなことを言うことも出来る(実際に賢いわけではない、今もそうだけどそれっぽいことは言える)
ヘラヘラ笑って、相手を褒めちぎり、私は無知だという態も出来る
相手が話すのが苦手であれば、こちらから話を振ったり、自分が話したりすることも苦手ではない
ただ、その中で無知な女を演じ続けることに限界を感じた
一番、私が私に嘘を吐いていると感じるキャラクターである
正直、バカな女を求める男性は多い
気持ちがいいからだ
女の優位に立つことが
当たり前だが、男性が、性を買う人が、全てそうなわけではない
ただ、そういう人は多かった
よく性を売りに生きていて、30歳前後になるとそれに嫌悪感を抱く女性がいる
また、それを歳を重ねて売れなくなったからだとバカにする声もある
私はそんな女性たちに共感する
私たちはバカを演じ続けるには、少し大人になりすぎたんだ
自分を自分で認めたい
やっとこの歳になって、そう思うことが出来た
今だって別に性を売りにすること自体を否定する気なんてさらさらない
自分がそれをするのが辛くなってしまっただけである
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