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緊急避妊薬セミナーまとめ

黄体期は個人差ほぼ無し 卵胞期は個人差あり

72時間までに服用する必要がある
超えた場合
UPSI120時間以内 Cu-ICD

次にの月経まで性交を待てない場合
ECP内服した翌日よりOC21日服用
(妊娠を早めに否定したい時は14日)
 
3週間後の受診勧奨
性暴力被害の防止も重要な役割
パープルサポート 

避妊のために経口OC

45歳越えると周期が短くなり無排卵月経の頻度が増す。
エストロゲンはポジティブフィードバックが起こる。
過長月経→出血日数が8日以上 原発性無月経 満18歳になっても初潮が無いもの 殆どは染色体異常

続発性無月経 3か月以上停止している物 第一度 排卵が無い 2度 卵胞ホルモン 黄体ホルモンの両方分泌が無い
子宮性無月経 支給内膜が女性ホルモンに反応しない 子宮内膜が癒着している 元々子宮が無い 子宮摘出など

誘因は過度なダイエットが多く 激しいスポーツ ストレス

排卵障害の15-20%に高プロラクチン血症 間脳障害 下垂体異常 甲状腺機能低下症などあるが薬剤性 
抗うつ薬 消化性潰瘍 高圧利尿薬など スルピリドが多い→減量できなければ カバサール処方で対応

カウフマン療法 プレマリン デュファストン エストラーナテープ 薬を止めて月経が戻ることを目標にするため3-6か月で様子を見る

低糖質ダイエット注意

クロミフェン療法 だめならメトフォルミン
ゴナドトロピン

月経困難症 機能性月経困難症(若い女性に多い) 15-25歳改善していく人が多い 
出産後改善 排卵周期に伴う黄体期後期から月経開始時 PGが子宮を過度に収縮させ血管の攣縮や子宮の虚血などを引き起こす
心理的要因も多い

器質性(続発性) 30歳以上 徐々に悪化 出産後も不変 子宮内膜症 子宮筋腫子宮腺筋症 クラミジア感染など

子宮内膜症 初経の若年化 晩婚 少産 生活習慣の変化などによりエストロゲンに暴露される期間が長くなり
子宮内膜症は増加している 内膜症が原因で不妊症になっている人も多い 
チョコレート嚢胞を形成すると持続的な痛みや破裂の可能性の他卵巣がんの合併などに注意

子宮内膜症 OC LEP ジエノゲスト ジヒドロゲステロン(デユファストン)GnRHアゴニスト リューブリン
GnRHアンタゴニスト(子宮筋腫のみ食前) ダナゾール療法 アロマターゼ阻害剤(適応外)


月経前症候群(PMS)黄体期の間に続く精神的身体的症状
身体的 むくみ 便秘 頭痛 精神的 いらいら館緊張不安 集中力低下 
生理前甘い物脂っこい物食べすぎる人も多い 真面目で神経質な方が多い のでリラックスや運動がお勧め 
当帰芍薬散 むくみ 頭痛にも有効 イライラ加味逍遥散 水は五苓散

LEP ヤーズ ドロスピレノンンを多く使う
実薬の連続投与等は有効

月経を1回起こす必要もない GnRHアゴニスト更年期症状も出やすくなるのであまり使わない

精神症状はSSRI
クラミジア典型的な症状より痒みで見つかる事が多い
若年者に多い

子宮両側付属周囲の癒着などにより卵管の運動性が阻害されやすい→異所妊娠が生じやすい
OCは避妊 LEPは月経困難症や子宮内膜症などを目的
OCは多くの若年女性が安全に使用でき高い避妊効果と避妊以外の副効果を認めますが重大な副作用である
静脈血栓症VENOUS thromboembolisum)VTEに留意が必要で服薬指導が重要 薬剤師さんに期待している


OCとLEPの違いは無い 保険適用か否か
OCの開発と歴史 EとPの減量を行う歴史
ネガティブフィードバックにより内因性のホルモンが抑制され卵胞発育/排卵の抑制 
さらにPの作用により子宮内膜増殖抑制が起こる

日本人の避妊法を特徴 先進国に比較してコンドーム 性交中絶法が著しく高率 
OCは低率 女性の年齢に即した避妊法の選択がみられない(適切で確実な避妊が難しい)
多い質問はOCで不妊になるのではと心配するが逆 3か月以内に妊娠する事が多いので薦めている

ルナベル フリウエル LD ULDがあるので注意! 理由があるので変える場合あり
(今までどおりと思わない)
ヤーズ ヤーズフレックス第四世代P 連続投与が目的 ジケミーナ第二世代P注意
21周期で63日と77日連続投与があるので注意 28日 28日 21日のワンセット

OC[は初経から閉経まで処方可能 骨成長へに影響を考慮する必要がある 急激なE上昇が骨端腺閉鎖を惹起する 
骨への影響少ないデェナゲスト0.5が出たので使いやすい 40歳以上の未閉経者は慎重投与 閉経以降は投与しない

OCの禁忌
乳がん患者(家族歴既往は禁忌ではない)血栓関連(既往素因 周術期) 
35歳以上のヘビースモーカー 重症高血圧 非代償性肝硬変 前兆を伴う片頭痛 
3週間以内のすべての褥婦や6週間以内の授乳婦 妊娠中のヘルペス 思春期前の女性妊婦

血栓症のリスクが高くなるが超低用量は少ないが注意
3シート目までは要注意 Eが多いほどリスクが上昇
多くは深部静脈血栓症であるが一部は肺塞栓で命に係わる
息苦しいなど注意

VTEは服用後3か月以内が最も多くその後減少するが
ピルを服用中止後再開した時に注意
4週間以上の休薬期間をおき再度開始すると開始後数か月はVTEの高い発症リスクを再びもたらす
OCは服用を中止しない事が重要

OC LEPの飲み忘れ
*毎日同じ時刻に服用する
*服薬遅れ 胃腸障害で吸収が悪い時は効果が減弱し  不正 出血が出現しやすい
*消退出血が無い事もありうる
 (2か月認めなければ妊娠の可能性に注意)
*服薬忘れへの対応
 1錠忘れて24時間以内に気づいた時→速やかに1錠服用し
 て残りは通常通
OC服用時の注意事項
保健指導
血圧測定 体重測定 不正出血の有無 服薬状況
血栓関連(ACHES)のチェツク→特に投与初期は重要
脱水の予防 過労の防止 睡眠前の水分補給
食生活 生活環境も変化の状況把握

検査
肝機能 脂質 
血栓症を疑った時D-daimerの測定 
心電図や画像診断

月経困難症の軽減
過月経の減少
月経不順の改善
子宮内膜症の進行抑制と症状改善
子宮がんの予防
卵巣がんの予防
大腸がんの予防
骨粗しょう症の予防
アクネ(にきび)の改善など

頻度の高い副作用
①悪心嘔吐1.2-29.2%
②乳房緊満感 乳房通0.1-20%
③頭痛 片頭痛 3.4-15.7%
④下腹部痛 0.1-6.9%
使用日数や周期が進むほど多くは消失する事を知らせる
2周期ほど継続使用して様子を見る
それでも気になる場合薬の変更を検討

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