いかに能動的に取り組めるか?
「何のために塾に来ているの?」と言われたらほとんどの人が「勉強をするため」と答えるでしょう。
何を当たり前なこと言っているんだと思ったかもしれません。
しかし、その勉強に対してどれだけ能動的に取り組めているでしょうか?
ここが一番大切なんじゃないかと思います。
この「能動的な姿勢」というのは決して勉強に限らず、仕事など様々な場面においても非常に大切だと思います。
先生側があれやこれやとすべて指示を出し、
生徒側はただ言われるがままに勉強や宿題をこなしていては、はっきり言って意味がないと思います。
もちろん、それで短期的に成績は上がるかもしれません。
しかし、その代償として人から指示をされることに慣れ、
自分の頭で考えなくなったり、受動的な姿勢になり、自ら何かをやろうという姿勢が失われていきます。
これでは元も子もないですよね。
そしてその一度身についた受動的な姿勢というのは将来的に大きく影響を与えてしまいます。
だから、短期的な成績アップのために、一方的に詰め込み教育を行うという代償は、あまりにも大きいと感じます。
もちろん塾として結果を出すのは大前提。
でも、その結果に行き着くためのアプローチの中で、
いかに自分で考えられるか?能動的に取り組めるか?という力を身につけることが非常に大切です。
自分自身も日々、そこを意識しながら生徒と接しています。
(これがとても難しいですが。)
なぜ、今この勉強をやるべきか?
なぜ、この宿題をやるのか?
どうしたら自分の目標を達成できるか?
今、自分には何が足りないのか?
こういったことを自分で考える癖をつけていく必要があります。
そして、こういったことを考えるきっかけや対話する機会も必要です。たくさんの時間も必要でしょう。
勉強を能動的にやるのか?受動的にやるのか?
全て生徒側だけではなく、こちら(先生)側のアプローチの仕方次第でも変わってきてしまうことだと思います。
いかに能動的に取り組めるか?
言葉にすると簡単ですが、決して一筋縄で実現できることでもありません。
ただ勉強を通して、少しでもそんな姿勢を身につけて欲しいし、自分自身もそこを意識して日々接していかなければと強く思っています。
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