【日本株】日本電産の今後の値動きについて考察(2022.05.31)

1.はじめに

2022.05.31現在、日本電産[6594]の株価終値は8679円となっています。
2021年では一時高値14000円あたりまで付けましたが、2022年に入ってから急落し、現在も下落がトレンドが続いています。では、ここから株価がどう変動していくのか考察していきたいと思います。

2.今後の値動き

トレンド通り日本電産は今後も下落が続いていくと考えています。
ただ1点注意も必要だと思っています。
今回参考にした根拠は、以下の4点です。
①直近(3~4月)で50日移動平均線に跳ね返されている
②PER・PBRが、まだまだ高い
③買い残が非常に多い
④60か月移動平均線を明確に割っている【要注意】
1つずつ説明していきます。

①直近(3~4月)で50日移動平均線に跳ね返されている

ここ2~3日で日本電産の株価は少し持ち直しました。直近の安値8000円付近から8700円近くまで上昇してきています。しかし、注意しなければいけないのが、そろそろ50日移動平均線に近づいてきているということです。ちょうど2ヶ月前あたりでも、株価が一時持ち直しましたが見事に50日移動平均線に跳ね返されました。今回もその可能性が高いのではないかと予想しています。

②PER・PBRが、まだまだ高い

2022.05.31現在、日本電産のPERは30.5倍、PBRは3.89倍となっています。
売上高はここ数年伸び続けていますが、とはいえ買われすぎた感が否めません。コロナショック後のリバウンドが大きすぎたイメージです。なので、ここから徐々に適正株価に向けて下落していくのではないかと予想しています。

③買い残が非常に多い

2022.05.31現在、日本電産の買い残は3,876300あります。対して売り残は148,200しかありません。これは多くの信用買いが高値で捕まっていることが予想されます。なので、ここからさらに下落していくようであれば、信用買いの人たちが投げ売りして、一段と下落していくのではないかと考えています。

④60か月移動平均線を明確に割っている【要注意】

4月を終えた時点で、日本電産の月足チャートを眺めると、明確に60か月移動平均線を割っていることが分かります。これは、本来であれば下落の強いサインであることに間違えはないのですが、1点懸念点があります。それは、2020年3月にも同様に60か月移動平均線を割っているのですが、そこから急上昇をみせたのです。しかし、その急上昇はコロナショック直後のリバウンドなので、今回は考慮不要かなと思っていたのですが、チャートだけを見ると少し嫌な感じがしたので、一応記載しました。
通常であれば、ここからさらに下落が続いていくと思います。

3.終わりに

いかがでしたでしょうか。日本電産は正直解説するまでもなく、売り目線で素直に取引できそうな状況です。
では今回の記事は以上となります。読んでいただきありがとうございました。
※あくまで、一般個人投資家の一つの見解となります。
株式投資する際は、最後はご自身で考えた上で行ってください。
こちらは何ら責任は負いかねます。よろしくお願いいたします。

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