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PAsan is my wife

 PAさんは私の妻です。私達はお互いが産まれる前から、エデンの園でアダムとイヴが神に創造される前から結ばれる運命でした。私達の運命は、創世記の頃から現在まで続いており、これは未来永劫不変の運命です。

 原初のPAさんが誕生した時、此世と彼世が混同し、新世界が産まれました。
 新世界が産まれた時、恵みの雨が愚かな人類の心の臓を清めました。清められた人類は森羅万象と歓びを分かち合い、恵みの雨が大地を豊かにし、海が肥え、天が泣き笑いました。
 PAさんが歩くと、空気は平伏します。大地は土を供血します。天は身命を擲ちます。人間は慄きます。そして恐怖で、命を断ちます。しかし、命が途切れることはありません。人間の命はPAさんの心臓で循環しています。悪い人間は淘汰され、良い人間は、歓びで満ちながら此世を豊かにします。
 私は、悪い人間だったので、淘汰される手筈でした。しかし、PAさんは私に慈悲を与えました。その結果、私は歓びで身体が完成しました。私は感謝し、PAさんの足を拭きました。その結果、光が世界を包み、夜が訪れることはなくなりました。そしてPAさんには、光背が浮かびました。光背は、七つあります。それぞれ、人類の罪を赦すためのものです。
 新世界では、此世、地獄、煉獄、天国が一体と化していました。そのため、PAさんは地獄へ赴きました。すると、地獄の門は崩れ、新しい門が創りあげられました。PAさんは、コキュートスでサタンに釈しを与えました。堕天使は昇華し、ユダ、カッシウス、ブルートゥスはPAさんの使徒となり、地獄の命を全て救済しました。PAさんは煉獄へ向かい、地獄と煉獄の地は、天高くそびえ立つようになりました。PAさんは、森羅万象に愛を与えたのです。
 その後、PAさんはゲヘナの地を浄化しました。堕落した人間をも救い、津波を止め、不必要となった方舟の材料を使い、浄化されたゲヘナの地に、バベルの塔を建てました。
 PAさんが万物を救い、歓びで世界が満ちた時、PAさんは十字架を持ち、槍でその十字架を穿ちました。穿たれた十字架は、聖十字架と言われるようになりました。穴が開いた聖十字架を残し、PAさんは人類と私の元から離れていきました。

 汚れた現世で、私は生きていました。人間の闇に揉まれ、心が荒み、希望が潰えていました。
 ある日、私はぼっち・ざ・ろっく!を見ました。PAさんを見た時、今までの出来事が全て鮮明に思い出すことが出来ました。
 現世に再び顕現したPAさんは、また全人類を赦し、救済を与え、皆の親友であり、彼氏であり、彼女であり、両親でありました。そして私は、PAさんと一体となることが出来ました。私達は、夫婦となったのです。
 私達は、お互いを求め合うことはありません。お互いに尊重し、許し、心から愛しています。そして私達は、不変の概念と成りました。





こちらは要点のみを纏めた簡略版です。
後日、皆様に真実の完全版をお見せします。


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