結局共通テストとセンター試験って何が違うの?英語編

来年からまた色々と変わるらしいですね。

というわけで、これから共通テストの過去問を演習し始める人もいると思うので、共通テスト対策にセンター試験は使えるのか、個人の見解として話すことにする。


共通テストの特徴

リスニングの配点が100点と、リーディングの配点が100点で計200点。

共通テストのリスニング

リスニングの内訳は、大体が会話文。
第一問と第二問は会話の内容に合う絵を選ぶ。
第三問はほとんど英検みたい。
第四問は指示通りに絵や図表を並べ替える問題。資料の読み取りがメインテーマになるので本当に共通テストらしい問題となっている。
第五問だけ独白形式(講義を聞くという設定)。ワークシートを穴埋めする。
第六問の後半は4人で話す問題。男女2人ずついるので、どれが誰だかわからない。あれは本当にひどいよ、何言ってるかわからない。

共通テストのリーディング

リーディングは本当に読解しかない。英作文はもちろんのこと、文法問題がない。そこは本当に英検と違うなあと感じる。
しかも、大門が六つあるが、大問の4〜6が結構長文で読むのに時間がかかる。大変。
大事なことだからもう一度言う。リーディングは読解問題。だから、文章の並べ替えみたいなこともあまり聞かれない。何が書いてあるかさえ分かってしまえば解ける。時間があればね。

だいたい共通テストはこんな感じ。

センター試験の記憶

最後に見たのは多分3年前

リスニングが50点、リーディングが200点とかなり配点に差がある。本当に読解ゲーかというと、意外にそうでもない。なぜなら文法問題が何問か出るから。
今筆記試験について覚えている内容を列挙するなら、「発音が同じ単語を選べ」「パラグラフに含まれている文章の中から一つを取り除いて段落を完成させよ」「文法問題」「読解問題」、こんな感じである。
リスニングについては流石に覚えていないので割愛。
とまあこんな感じで、共通テストとは全く別の試験である。

筆者の受験生時代

共通テストの過去問はほとんどやらなかった。代わりに、英検の準2〜準1級あたりのリーディングばかりやっていた。速読ができれば、別に問題形式に慣れる必要はないと考えた。長文読解が中心だから、センター試験の過去問は3年分やったあたりで全く解かなくなった。やる意味がないと感じた。
リスニングは、市販の予想問題集をたくさん解いて形式に慣れることを優先した。

結論

総括

センター試験時代の過去問は、共通テストの対策には全くと言っていいほどならない。

受験生へ

共通テストのリーディングは全部解いてほしい。共通テストになってからまだそんなにたっていないから、過去問も少ない。できれば全部解いてほしい。
それで演習が足りないと思ったら英検2級レベルの読解問題集をやるのもありだと思う。

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