【一人複数役】事実ボイスドラマ

2011/4/3収録。 アサリトさんのお題で「指定されたBGM、NHKクリエイティブに配布されているカラフルポップッコーンという曲を使って声を投稿する。」 というのをやりました。 色んな使い方を投稿が聞けて面白かったお題です。 実話を題材にした数少ない貴重なボイスドラマです。 犬と猫の鳴きまねにもご注目ください。 そして前に投稿したやつに犬の声入ったので根に持ってますね… https://note.com/geniri/n/n9fef71606fe3 BGM：NHKクリエイティブ ↓以下台本 それは、２０１１年２月の中ごろだった。 両親、妹は東京に出かけて私が一人置いてけぼり。残っていると言えばうちの犬と猫だった。 そんな中でも雪の中だとしても、犬は散歩させないといけない。 「ほーら、ももじゅー、散歩行くよ！」 私はその夜、夜ご飯を買うついでに近くのコンビニまで散歩にいこうとした。 あ、そこ、手抜きとか言わないで。たまに食べたくなるんだってそういうの！ そして私と犬はコンビニまでたどり着き、買い物をするために犬をどこかの棒に繋げようとした。 ちょうどいいところに、「止まれ」と書いてある標識の棒を見つけた。 だが犬はかなり嫌がっている。 それでも私がいなくなったらキャンキャン泣き出す犬だから、やっかいな犬である。 「ちょっと！おとなしく繋がりなさいよ！すぐ終わるんだから待っててよ！初めてのことじゃないでしょ？！」 その時だった… 犬は渾身の力を振り絞り、繋いでいたリードという名の紐が一気に外れて、そのまま猛ダッシュで逃げて行ったのだ！！ 「ちょｗｗｗｗまてよ！ｗｗｗｗ何でお前にげんのよｗｗｗｗ言うこと聞けよ！！ てかお前この前私がアサリトさんのお題やった時思いっきり犬の声入ったんだからな！！どんだけ私の邪魔すんのよ！！ うわーー；やべーーー；；； お前が止まれーーーーー！！」 人間の足では犬にはかなわず、犬をすぐに見失ってしまった。 だが、こいつがどこに行くのか分かっていた。家だった。 なぜならこいつは、１キロ以上先の街から一匹で家に帰ってくる程度の能力を持っているからである。 勿論、家に帰ると犬は何事もなかったかのように一匹佇んでいた。 「お、おまえのせいで…おまえのせいでまたコンビニ行かなくちゃいけなくなったじゃないか！！ この、この…バカ犬ーーーーーーーーーーーーー！！」