ニコニコ動画への攻撃の事件から感じた日本のサイバーセキュリティの甘さ

ニコニコ動画がサイバー攻撃を受けてしばらくが経つ。筆者はニコニコ動画は全く見ていなかったので特段語ることはないのだが、今回の事件から感じた日本のサイバーセキュリティの甘さを記事にしようと思う。
日本はIT後進国だと筆者は考える(そうじゃないと感じる人もいるかもしれないがあくまで一個人の感想である点は注意してほしい)が例えてみると何だろうか。一例としてパスワードをパソコンに貼っておくことがあるが、これらは不正侵入する側からすれば非常にラッキーだろう。なんせ総当たりでパスワードを解く必要がないからだ。このような管理ではすぐ不正侵入されてしまうことは多くの人が分かることである。特に若い人たちはこんなずさんな管理はまずしないだろう。しかし、会社などでパソコンが苦手な人たちは上記のような事を行ってしまう。そして厄介なのはパソコンに慣れておらず、管理もずさんな人達ほど会社の重役にいることが多い。これは年功序列なので会社の仕組みも変えないといけない仕方のないことなのだが、今回問題なのは情報の恐ろしさを知らずに対策にお金や人をかけないことである。現代社会では情報はとても価値のある資産だと筆者は考える。もちろん企業の扱う情報は顧客の個人情報や自社の機密文書など様々だが、それらはいずれも有用な情報であり価値のあるものだ。当然犯罪者達にとっても情報は価値があるものだ。使い道は様々だがいずれも共通するものは、非合法な方法で企業などへのダメージも伴うものである。しかも手口は年々巧妙化している。しかし日本の企業は残念ながらサイバーセキュリティにかけるお金は低く人材も不足している。いろんな企業や公共団体がデジタル化を図っているが、肝心の守りがしっかりできていないのだからすぐ奪われてしまう。政府もデジタル化を進めているがこのような調子では国民より犯罪者の方が喜ぶだろう。なぜなら簡単に価値のある情報を奪い取れるのだから。とまあこのように長々と書いたが最後にまとめると、日本はサイバーセキュリティにかける予算と人をもっと増やすべきである。それが人々を犯罪から守るための一つの手段になるのだから。


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