見出し画像

身につけるなら、これを考えるべし!!

アウトプットくんです。
今日は、
「13歳から鍛える具体と抽象」という本から
発信をしていきたいと思います。

今回のテーマは、
物事を身につけるためには、
自分の能力に合わせて
やり方を考えることが大事である
 
という内容です。


皆さんは、
何かしら能力やスキルなどを
身につける場面を
今まで経験したことが
あると思います。

学生さんであれば、
メインになるのは勉強の場面や
部活動の場面などです。

社会人の方であれば、
仕事を覚えることや
自分で何かしらのスキルを
習得したり、
資格の勉強をしてみたりする場面です。

生きていく中で
何かを習得する、身につける。
こういった場面は
非常にたくさんあります。

今回は
そんな場面で私たちが
何を意識すれば良いのかを、
この本に書いてある内容を参考に
私なりに
発信をしてみたいと思います。

では、内容に入ります!



能力と方法をリンクさせる


まず、 なぜ自分の能力に合わせて
やり方を考えることが大事なのか。
その理由を簡単に言うと、
能力は人それぞれで異なるものだからです。

今回は、この本の中にも
1つの例として取り上げられていた
「言葉を覚えること」を例えに
説明をしてみたいと思います。

なお、この「言葉を覚えること」は
これ以降「言語学習」と呼ばせて
いただきます。

私たちは言語学習をするときに
どのように覚えているでしょうか?

方法は大きく分けると2つあると思います。
1つ目は、 とにかくたくさん聞くことで
覚えていく方法です。
そして2つ目は、文法という言葉のルールを
勉強して覚えていく方法です。

簡単に言い換えてみると、
慣れながら覚える方法と
理解しながら覚える方法の
2種類があるわけです。

これらの方法は、
実は すでに皆さんが経験しているものです。

1つ目の方法である
慣れながら覚える方法ですが、
これは母国語を覚える時に
やってきたやり方です。
そしてもう1つの理解しながら覚える方法ですが、
これは外国語を勉強した時のやり方です。

どちらも覚える方法として
よく使われている方法ですが、
これらの方法には
大きく異なる点があります。

それは一言で言うと、
「実践が先か、知識が先か」という
違いです。

それぞれのスタンスを
簡単に言ってみると、
1つ目にある慣れながら覚える方法のスタンスは、
「文法みたいなルールはよくわからないけど、
とにかくやってみて、だんだん文法みたいな
ルールも覚えていこう!」というスタンスです。

対して2つ目にある理解しながら覚える方法のスタンスは、
「まず文法をしっかりと理解し、それを実践の場で
正しく使うことで身につけていこう!」というスタンスです。

つまり、どちらの方法も
最終的には実践もするし文法も知れるようにしますが、
実践と知識のどちらを先にやるかが大きな違い
ということになります。

ここまでで、
「言葉を覚えること」の方法と違いについて
お話ししてきました。


具体抽象と言語学習の関係


ここからは、
この本のテーマである具体抽象について触れていき、
最終的には「具体抽象」と「言語学習」の関係を明確にし、
「やり方を考えることの大切さ」をお伝えしていきたいと思います。

ここで、具体抽象について、
本の内容から少しだけ復習をしてみたいと思います。

具体とは何かというと、個別のことです。
対して中小とは何かというと、
個別の中から法則やルールを見出すことです。

今回の言語学習の例えで言えば、実際に使ってみることが具体、
文法を勉強することが抽象に当たります。
ここまでが 具体と抽象の簡単な復習になります。

ここまでの話で、具体抽象と言語学習の
重なる点が見えてきたでしょうか。

言語学習における実際に話してみることは、
具体か抽象のどちらかというと具体になります。
そして、 文法を勉強することは
具体か抽象のどちらかというと抽象になります。

つまり、 言語学習の2つの方法は
具体と抽象の順番で分けると
具体抽象という順番の方法と、
抽象具体という順番の方法とがあるわけです。

言い換えると、
具体が先か抽象が先かという
大きな違いがあるということです。
ここまでで、具体抽象と言語学習との関係が
見えてきましたでしょうか。

では最後に、
自分の能力に合わせてやり方を考えることの
大切さに触れていきたいと思います。
言語学習では、
実際に使ってみることを優先して身につける具体先行型の方法と、
文法を勉強することを優先して身につける抽象先行型の方法の
2種類がありました。

これは言い換えると、
具体先行型は子どもの頃の身につけ方で、
抽象先行型は大人がやる身に付け方と言えるでしょう。

つまり、具体先行型の身につけ方は
より子ども向けな身につけ方で、
抽象先行型の身につけ方は、
より大人向けな身につけ方と言えるわけです。

大人と子どもの特徴をそれぞれ比べてみると、
一般的には次のように言われているそうです。

子どもは大人に比べて記憶力が良く、
抽象的なことを考えるのが苦手である。
対して大人は、子供に比べて抽象的なことを
考えるのが得意で、記憶力は劣る。

これらの特徴から、
子どもはたくさん会話の場面に身を置いて、
記憶力を生かした身につけ方をした方が良い。

対して大人は、まずルールを知って、
それに沿って使えるように
実践の場で使っていく身に付け方をした方が良い
ということがわかります。

現に、母国語に関しては、
世界中のほとんどの人が具体先行型の身につけ方で
話せるようになっています。

また、大人になってから外国語を勉強した人も、
抽象先行型の身に付け方で
話せるようになっている人もたくさんいます。

これはどちらも言語を身につけるという意味で
成功した事例だと言えると思います。

ここまででお伝えしてきたような成功事例が
あることを考えると、具体先行型と抽象先行型の
どちらの身につけ方も
やり方としては間違ってないということが言えます。

しかし、どちらのやり方がよりその人にとって
適切なやり方かということは、
人によって分かれるところでもあります。

大事なのは、今現在の自分がどんな能力を持っていて、
どういうやり方なら1番身につけやすいかを
考えることが大事なんだと私は思います。

いいなと思ったら応援しよう!