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英検準一級対策内容 一次試験

なんとなく自分を維持するために、消えない資格がとりたいなあと思ったので英検を受けることにしました。高校生ぶりの受験です。
そんでまずは自分を追い込むためにまずは近い英検の日を申し込んだのが7月8日、試験日は10月11日なので一次試験までの準備期間は約3ヶ月。受験料は8,400円でした。
が、私の悪い癖でどうしても時間に余裕があるなと思ってしまいちゃんと取り掛かり始めたのは9月に入ってからの約1ヶ月間でした。この1ヶ月間、育児しつつ、ちまちま在宅仕事をしつつの中にしてはまぁ頑張ったかなあと思ったので、そして私自身対策方法に悩み、インターネットに超お世話になったので (本当に中学生の合格体験記とかしかないの まじで)、誰か検索してきた人の参考になればと思い課金した教材等々を書き記します。まずは一次試験から。

私の元々の英語スペック
読解及び文法は高校英語レベル、約10年前に1年間オーストラリア留学(語学学校→ビジネス専門)、拙いながらも日常会話くらいはなんとなく出来るようになったけどそれ以来勉強も喋る機会もないのでもはや全て忘れた。リスニング力はそこそこついたと思う。そんくらいからのスタートです。

一次試験対策【語彙〜読解】

・まずはオンライン英会話で英文に慣れる
前から登録していたが幽霊会員状態でした。これを機にめっちゃ使うぞと決意。NativeCampにした理由は無制限でいつでも受けられるから。(教材はDMMのが好みかなと思った)オンライン会話に関してはそれぞれ無料体験期間があるので色々試してみて自分に合ったものを探してください。

使った教材はデイリーニュースという教材で、毎日各国のニュースが短文で更新され、一回のレッスン(25分)の中で リスニング→読解→音読→トピックに関してのディスカッション+新しい語彙も5つ程度 でバランスが良いなと思ったので、毎日ひとつずつやっていました。「こうなる理由は何か?これは何を示したか?」くらいの簡単な設問なので、そこそこ長めの文章を斜め読みするクセがつくと思います。時間に余裕がある時はシャドーイング&音読を携帯に録音してました。

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予約していない場合はその時オンラインだった先生を選ぶので、毎回違う先生でいろんなアクセントに慣れる良い機会だなと思います。興味のある人はここから申し込んでみてね!
NativeCamp

・とりあえず一冊の問題集を回す

買ったのはこれです。本屋さんで見つけて良い感じのボリュームだったので買いました。

とりあえず解いてみたら最初からズタボロで、「準一ってこんな難しいの!?」とショックを受けたことを覚えてます。正答率がエグい。

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ノートを別にとるのが苦手なのでガシガシ書き込みます。選択肢にある単語もぜんぶ調べて必要があれば例文書いたり、トイレに貼り出します。無印の剥がせるペラ紙に書いて貼り出し、覚えたらバインダーに綴じるということを繰り返してました↓

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熟語が本っ当にわけわかんなかった。ぜんぶ似たようなので覚えるのも難しい。jot down(書き留める)とかよく出たな。ある程度前置詞のイメージがあってもこれは無理。

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・英単語アプリ:mikanで語彙力をつける

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上記問題集を触った時点で「まずは語彙力つけんとあかん」と思ったので、各所でオススメされているmikanの有料プランを導入しました。二級までの教材は無料で使えます。1週間無料+1ヶ月1,000円で、ちょうど試験日過ぎたぐらいに更新日だったのでキリよくそこで辞めました。
教材は、「英検準一級 でる準パス単1850語」を全問正解するまでひたすら回し続けました。ひとつの単語あたり4つの選択肢が出てそれをクイズしていくという感覚で、例文や派生語などまでカバーはしていないので「瞬発的にその単語の代表の意味がわかるようになる」程度ですが、これをしたことで圧倒的に最初の語彙力問題は楽になったと思います。これは昼間の空き時間にできるくらいサクサクできるので、ピコピコ音を息子も気に入り「えいごやって〜」と言われるようになりました。

・英検公式サイトで過去問を解く

別で過去問集を買う前に、まず公式サイトをみるべし。
準一級の過去問・対策

これをやらないと本当にもったいない!ここにはなんと過去3回分の過去問及び、リスニング音源と原稿までついてきます。そして、やる時は本番どおりに時間を計りながらやりました。そうすれば自分なりの時間配分が身につくと思います。私は大問1:20分 大問2:10分 大問3:30分(ここまでで1時間) 大問4:25分 5分見直し で、大体30分程度英作文に当てると余裕もってできるかなという感じでした。最初に英作文やる人も居るらしいですね。

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私はこんな風にコンビニプリントで小さな冊子にしてました。冊子にすると本番っぽくなってテンションあがった。ここでも、選択肢でわからない表現があったら都度調べ、リスニングも全部聞き取れるようになるまでリピートします。この時は週末朝から息子を夫に預け、ひとりでファミレス行って一試験分解いて(120分)採点しお昼ご飯あたりで家に帰り、時間のある時にちまちま復習、を3回やりました。英検はCSEスコアという意味わかんないバランス重視型採点方式をとっており、受験者の立場では素点から合格点を割り出すことができません。大体正答率70%〜を合格ラインと見なせばいいみたいです。リスニングに関しては他のパートよりも比較的自信があったので、オンライン英会話の教材&過去問だけの対策にとどまりました。

一次試験対策【英作文】

大問4には120〜150字程度の英作文問題があるのですが、ここを満点近く抑える必要があります。それくらい、全体のスコアに対する割合が高いです。前述した意味わかんないCSEスコアの関係で、いくら読解で満点とっても英作文が低いと不合格になります。なので、英検の試験対策はとにかくライティング重視だと言う人が多くいます。

・最初に時間をとって英作文の構成を決める

焦るあまりにすぐに文章を書き始めてしまいがちですが、そうしてると大体途中から迷走し文章全体の首尾一貫性がなくなってしまいます。ので、まずはメモをとって整理することを練習しました。
準一級の英作文は4つのキーワードが提示されていて、それから2つをとり「反対か賛成か」「〜すべきであるか、すべきでないか」を展開していきます。

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例えば上記の頻出度別問題集にあった問題で、「国家はDNAデータベースを作るべきか否か」に対するキーワードで "Exoneration(免罪)" "Crime Prevention" "Privacy" "False accusation(冤罪)"があったのですが、免罪なんて単語知らなかったので「犯罪防止」「冤罪」をピックアップ、そこでの肉付け文章を簡単にメモして、こう結論づける!と決めてから解答用紙に書くことによって逆に時間を短縮できます。内容的には大したこと書いてないかつスペルミスは減点に繋がるので、難しい単語は使わず簡単な内容でも序論→本論→結論さえできてればある程度の点数はとれるってネットで色んな人が言ってたので信じました。

・例題をこなす+使えそうなフレーズをストックしていく

英作文に関しては周りに添削などチェックをしてくれる人がいなかったので、(オンライン英会話でやるのは気が引ける) 私はとにかく問題集やネットに落ちてる例題とその解答例を書き写しました。そこで「これ使えそうだな、かっこいいな」な表現があれば丸暗記して他に使いまわします。パラフレーズを使用する(=同じ表現を繰り返さない) ことが推奨されているので、何種類かストックしておいた方が良いです。

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でも "I agree/disagree~(トピック)" "First," "Second," "In conclusion~(トピック再掲)" でも全然オッケーらしいのでとにかくまとまりのある文章にする!を目標にすれば良いのかなと思いました。なので大学受験で英作文経験した人とかはあんまり気にしなくて良いと思います。一級になるとこうはいかないんだろうな!

一次試験対策に費やしたお金

よって、一次試験での課金は
・NativeCamp 6,480円/月
・問題集 1,650円
・mikan有料会員1ヶ月分 1,000円
・過去問コピー代とか 500円

でした。オンライン英会話に関しては英文に慣れる+朝の眠気覚ましが目的だったので、なくても全然大丈夫だと思います。とりあえず一個問題集と過去問は必須でやれば良いのかなと思いました!

育児・家事で平日の日中は本当に時間がとれず、夜寝かしつけの後に気合で起きるのがまじでしんどかったので、生活スタイルを朝型にシフトしました。22時に寝て、3〜5時くらいに起きてパジャマで25分英会話して頭を切替えてから→勉強(仕事がある場合は仕事) する生活がすごく自分に合ってたので良かったです。夫は息子の隣で寝てるので安心だし。あとYoutubeには英語できるすごい人がいっぱいいるので、その人の英検対策動画見てモチベーションあげたりしてました。

一次試験当日と結果

コロナ対策での検温やら諸々の制限で結構もたついてました。準一級受ける中高生のまあ多いことよ。今は大学受験の一部免除にもなるらしいですね。みんなすごいなあ、えらいなあ…!と思いながら、50歳くらいのおじさんとかも居たりして安心します。試験直前は英語の友という旺文社のリスニングアプリで耳を慣らしてました。このアプリ、書籍買わずとも書籍音源フルで聞けるので大丈夫なのかな?と心配になります。

頑張るべきは語彙問題と英作文、読解とリスニングは割となんとかなるだろう精神で行ったのですが、リーディングが本当〜〜に難しかった!!リスニングも難しかった。かつ、英作文にも35分ほどかけてしまい見直しする時間もなく終了、帰りの電車、半泣きでツイッターの解答速報見ながら答え合わせしてました。正答率も過去問より大分低く、結果がでるまでの二週間はハラハラでした。

公式サイトに10月11日分の問題あがってます。大問3だけでも解いてみてください。難しくない!?→2020年度 第2回 問題冊子

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一次試験結果はバンド+5での合格でした。

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大問3の中の長文読解3つの問題、まるまる全部落としている箇所があって本当に震えました。リーディング正答率が66%と低かったのですが、難化による調整が入ったのかもと思います。逆に苦手としていた語彙問題は18点/25点とまずまずの結果で、単語覚えといてよかったわ〜と安心でした。というか英作文ひとつの素点が全体の三分の一を構成するこのシステム、本当に一点あたりの重さがでかいので怖いですね。

というわけで私がやった一次試験対策を赤裸々に長々と書きました。検索でここにたどり着いて、ちょっとでも参考になる方がいれば嬉しいです。なんか偉そうに書いてると自分英語できるのかもって錯覚しちゃうけどそんなことはないので日々勉強続けます。

次は一次試験結果を見てから約二週間後にある、二次試験へ向けて行った対策を書きます。

一次試験後に泣きながら見たアン先生の動画

マックスコーヒー買いに行きます