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「モノクロームエッジ」 200805 日記

・先日久しぶりにスタジオ行って楽しくギター弾いたんですけど、その時に一緒にいたカメラマンの友人におとぎ話の「White Song」のイントロの弾き方を教えてもらった。

・友人はおとぎ話の写真も撮っていたので、直伝してもらったらしい。そして今回は俺が受け継いだ。

・分家からの派生。インスパイアのインスパイア。代々受け継がれる秘伝のフレーズ。だんだん元の形から改変されていきそう。



・おとぎ話といえば、トップレベルに好きなMVがある。世界中の数あるMVの中でも好き。

・全編モノクロで銀座の街をバレリーナが踊るのを1カットで撮影するという内容。

・エッジ!!!

・(おそらく)ゲリラで行われたのか、周りの人も「なんだなんだ?」ってなってる中、自分の世界で踊り続ける趣里の主人公感。

・見てて何故か不安になるんだけど見続けてしまうバランスが絶妙。


・このMVの監督は映画版『溺れるナイフ』も監督している山戸結希という方。

・納得いく。溺れるナイフもマジで不安定になる。尖りすぎ。

・Filmarksに書いてた自分の感想。当時も同じこと思っていた。(関係ないけど、超ソリッドなナイフ野郎ども とか ハイパーセンス とか、良い言い回しだな)




・今日はアマプラに入ってた『回路』というホラー映画を見た。

・めちゃくちゃ怖かった……。

・『回路』は2000年代インターネット黎明期のホラー。今見るとツッコミどころもあるにはあるんですが、それでも怖かった。なんなら時代が進歩したからこその怖さもある。

・デジタルデバイス系のホラーって、普段デジタル系の職種に就いてることが仇となって「いや、電源落とせよ」とか「AppleやGoogleのセキュリティ突破できるの?」とか超現実的な視点になっちゃって冷めることが多い。

・そんな中で『回路』は一歩踏み込んだ仕組みになっていて「なくはなさそう…」と思えるところが怖い。


・あと、ホラーにおいて「画質の悪さ」ってめちゃくちゃ大事だなとも思った。

・『回路』もボヤッとしてディティールが潰れてたり、黒が埋もれてたりするんですけど、その分何が映ってるのか判別しにくくホラーにとっては好条件すぎ。

・見づらいものがあると凝視しようとする習性があると思っていて、うまく作用していた。

・近年の映画は画質が良くなったことの弊害で幽霊やゾンビのディティールまで綺麗に見えてしまうためどうしてもCGや作り物感が目立ってしまうこともあり。

・画質の悪さで想像の余地を残すっていうのは一種の技法だな。

・ホラー映画、一回VHSにダビングしてアナログテレビで見たらめちゃくちゃ怖くなるような気もする。

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