日記#39

変わり映えしないというのは代わり映えしなくてとても好きだ。
変わらないことに対して嫌悪感を感じるときの方がどちらかというと多いのだが、やはり変化しない美学も存在する。

変化するのは良くも悪くも過去の自分を否定することになる。

私はそれが気持ち悪い。
どうして過去を否定しないといけないのか。過去を否定してしまったらあの時の私を誰が掬ってやれるのだ。取りこぼされてしまうようなどうしようもない奴だからせめて今、一部だけでも掬ってやりたい。それは自分だけじゃなく大切なあなたにも思っていることだ。

それでも波長が合うからこそ近づきすぎたくないし、馴れ合いたくない。
そういう関係をわかってくれる人が少ないけれど確かにいてくれるのは本当にありがたい話だ。
忘れたくないなこの気持ちは。

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