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日々読書‐教育実践に深く測りあえるために

 石井さんは、教師教育と授業研究のパラダイムとして「技術的」と「肯定的」とを対立的にとらえる枠組みを批判的に検討しています。
 「授業の構想力」を高めるという観点から、校内研修における事前・事後の検討会のあり方を再検討することを課題として指摘しています。さらに、「学習者」の主体性や協働性を中軸に据えた教育実践の事例分析の上に、その批判・発展的展開を図っていくことが、教育方法学研究の課題として指摘しています。
 
石井英真「授業研究を問い直す‐教授学的関心の再評価」日本教育方法学会編『教育方法43 授業研究と校内研修 教師の成長と学校づくりのために』図書文化、2014年、36‐48頁。

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