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日々読書‐教育実践に深く測りあえるために

小柳和喜雄「教育の情報化(ICT活用)とアクティブ・ラーニング」日本教育方法学会編『教育方法45 アクティブ・ラーニングの教育方法学的検討』図書文化、2016年、52‐67頁。

 「学びのイノベーション事業」は、ICTを活用したものであり、アクティブ・ラーニングなどと密接な関係のある「新たな学び」を目指したものである。「新たな学び」は、目標の質を問う「個々人の能力、特性に応じた学び」「世界や社会の課題へ関わろうとする学び」、内容の質を問う「深い」学び、方法の質を問う「主体的・協働的な学び」をクロスさせていくものである。

 アクティブ・ラーニングに対して、教員は一人一人が異なる授業イメージを持っている。また、目標として何に力点を置くかによって、授業デザインが異なってくる。だから、ICTなどの環境を活かしたアクティブ・ラーニングを確かなもの、豊かなものとしていくには、教員養成や現職教員で授業のデザイン力の育成が求められている。


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