見出し画像

エッグシェルター

 エッグシェルターに取り組んだ。新しくつくる小学校のプレスクールの開校である。小学1年生から4年生まで、20名近くが集まった。

 ほぼ2時間半ずっと休憩することもなく、子どもたちは試行錯誤を繰り返し、失敗もありながら、何度も挑戦していた。はじめて出会う子どもたちだったということもあり、学校くさくならないように注意していると、熱中する遊びになってしまった。試したい選択肢が先に浮かんでしまい、「なぜ」という問いを自己にとどめることを保障できなかったのである。

 でも、学生も含めてスタッフが問題意識を共有できたので、子どもから出発するという意味でも、子どもたちに無理をさせなくてよかったのだと考えた。エッグシェルターは、子どももおとなも一緒に成長していくプロジェクトという位置づけなのである。おとなも子どももふりかえり改善点を出し合い、よりよいプロジェクトに変えていく変革の当事者である。

 次回の8月27日(日)も、エッグシェルターPart2!をすることにした。2回目は、以下のようにバージョンを変えてみたい。
①制作時間に時間制限がある。みんなで落とすところを一緒に観て、改善点を出し合い、共有する。
②子どもたちは1人でつくる。どんなふうに直せばいいかはみんなに相談したりアドバイスを聴いたりする機会がある。希望すれば、大学生やおとなが制作をお手伝いする。かかわりは、制作活動ではなく、話し合いでつくることにするのである。
③保護者の方も、見学だけでなく、自分で制作してみて、話し合いに参加してもらえると幸いである。
④3階ではなく、4階から落とす。
⑤使える新聞紙もストローも減らす。テープも使い放題ではない点を子どもたちと確認する。
⑥どこを直したか、なぜそう直したのかかを一人ひとりが説明し、みんなが共有できるように、たくさん話し合う。
⑦体験を学びに変えるふりかえりのワークショップも経験する。
⑧「嫌なことは嫌」と言える場だったか。「ねぇ教えて」「ここ手伝って」と言える場であったか。子どもたちも活動をよりよくするために点検に参加する。

 子どもたちもスタッフも参加をお持ちしています。次回は、8月27日(日)である。



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?