君の隣で力持ち

君の少し長い髪が耳に掛けられる
こんな些細な仕草にもドキドキする
君の大きな口が嬉しそうに
食べ物を待ち受けている
そんな君と私の2人3脚

君が頑張ってるの知ってるよ
放課後みんなは遊びに行っても
君はひとりで参考書とにらめっこ
シャーペンをくるくる回して
いつもの幸せそうな口が
ペンと同じ形をしている

大丈夫、誰かは見てくれてるよ
私じゃ全然チカラになれないけど
大好きな君へ
とても離れてるけど
大切な君へ

今に始まったこととじゃない
両立が出来ないぶきっちょさん
その分かける情熱は人1倍
分かっていても少しは寂しくて
夢の中でイタズラをする
なんでだろうな
怒ってるのに大好きって言えるんだ

自らキツイ世界に飛び込んで
自分の好きなことをする
そんな君の頑張り方が好きだ
周りの人は嫌いらしいけど
そんなのはただの僻み
君の頑張りは間違いじゃない
それを知っているのが私だけだとしても
これからも応援し続けるよ
君の頑張りを勘違いする奴もいる
それは他人の価値観だから仕方ない
君の思う道を進めばいい

美味しいもの 楽しいもの
たくさん考えておくからね
だから悔いの残らないように
君の大きな背中がいつも以上に逞しい
頑張れは言わない約束だもんな
だって君はもう頑張ってる

拝啓 大好きな君へ
君の夢が叶ったら離れてしまうけど
ずっと応援しています



草案:2017年年明け 完成:2017年七夕
加筆・修正:2020年7月9日雨

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