果たし状

君の見ている景色を見たくって
慣れないヒールで背伸びしてみた
そう言ってはにかむ 控えめな笑顔
誰にも言えない 僕の秘密

この1歩さえ踏み出せば
僕らを繋ぐ糸の色は変えられる
なのに、この1歩が怖いんだ

本当の僕はモンスターなんだ
そう言っておどけてみせたら
君の頬は薄色に染まった
いつでも等身大でいてくれる君
その笑顔に何度救われただろう
その気持ちに何度応えられただろう

夜に溺れて 夢を見た
僕の隣に 君がいた
ずっとずっと いつまでも泣いていた
その涙 僕が吸い取ってあげた

涙ってしょっぱいだけじゃないんだね

本当の僕はカラッポなんだ
そう言って打ち明けたら
君の瞳の奥が揺らめいた
いつでもありのままな君へ
真っ直ぐ伝えるから、もう少しだけ

永遠なんてあるはずないのにね
僕らは祈ってしまったんだ
いつまで一緒にいられるだろう
僕らは問いかけてしまったんだ

だから

その笑顔に誓おう 生きる限り
僕は永遠を生きられるほどの人間じゃないから
僕がその笑顔を増やしてみせるよ
それくらいなら何回でも誓うよ

命をかけてでも守ると決めた
バケモノから君へ

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