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VALIS二次小説 理想が欲しくて

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VALISの二次小説です。ラノベを意識して書いています。 あまり知識が無く、考察も得意ではない為ほぼオリジナルの設定やストーリーを書いていきます。 出来れば今年中、遅くても来年中…
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2022年7月の記事一覧

VALIS二次小説 理想が欲しくて 深脊界市編Main Story -023(Case of FEI)

(オイコラふざけんな)

2ヶ月後、フェイは深脊界市復興公社が行う、『現実世界』へ放送する深脊界市のPRライブの警備に参加する.............はずだった。

だが実際には、深脊界市の何処かにある“S”の拠点と思われる建物の地下施設で立ち往生していた。

元はと言えば復興公社に原因がある。                   フェイはVALISの洗足護衛だ。当然今回の警備には参加する必要が

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VALIS二次小説 理想が欲しくて 深脊界市編Main Story -024(Case of VALIS)

チノの場合

わたしが「彼」と出会った時の第一印象は...........ふむ、特に無いかな。ソートが真剣な顔で報告して来たから一体どんな人なのかと思ったけど、結構普通の人だったからね。

“力”の説明を聞いてからは、何故わたし達の護衛に選ばれたのか理解したよ。あれだけ強力な“力”なら、必ずわたし達を守ってくれる。                             .............

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VALIS二次小説 理想が欲しくて 深脊界市編Main Story -025(Case of FEI)

8つの単眼に、10の脚を持つ巨大な蜘蛛―――TypeTプロトタイプ。それを模した3メートルを超える機械。どこからか監視しているプルノ曰く、ただ糸を吐くだけではないようだ。

「《きみがどこまで戦えるか見るのも含めて、その子のせーのー試験かいしー!》」                                    「ッ!?」

次の瞬間、単眼を一際大きく輝かせたかと思うと、途轍もない速度で脚

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VALIS二次小説 理想が欲しくて 深脊界市編Main Story -026(Case of FEI)

「なんで...........なんでお前が................」

あり得ない。あり得てはならない。どうして彼女がここに居る。何故なんだ。

「プルノさん、ここから先は吾輩が相手をします。警備に戻って頂いて構いません」                                      「《りょーかいでぇーすっ!!》」

そんなやり取りを聞いても、フェイの頭には疑問ばかりが浮かん

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