日記(4/27)

前回の日記から今日まで特筆することはない。それが一番の出来事かもしれない。

日記に書くことがないということは問題ではあるが、もしかするとさほど問題ではないのかもしれない。日常生活の中で外に吐き出すほどの熱量を持ったものを吸収していないからだ。
自分は平穏が大好きだ。耳栓とアイマスクをして、アイソレーションタンクやふかふかのベッドのうえで重力を無視して外的刺激をすべて断ち切りたいと思うほどには、平穏が大好きだ。
しかし、同時に情報中毒でもある。私は常に何かしらの情報に触れていないといけないような感覚を覚えている。情報というものはそれ自体に快楽性がある。手に入れると喜び、読むと様々な感情を覚えて、周りの人に知らせたくなる。これは生物が情報交換によって生存してきたことによる本能的なものなのだろうと考える。SNSでまずRTしたくなるのと同じ現象だ。
ただ、情報には往々にして自分が悲しくなるようなものも多い。しかし、情報を集めることをやめられないのは脳内に興奮を引き起こすからなのだろうか。
平穏を手に入れるためには様々な欲求から抜け出さないといけない、そんなことを考えながら明日は精神科だ。鬱が寛解すればまた別の考えにもなるのかもしれない。

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