アクアラインで誕生を知る/最初に見たのは小さな後頭部。

240505 アクアラインで誕生を知る。

帰省していた妹2(※以下、「2」)が帰る日。2のキャリーバックを車のトランクに積んで見送ろうとした所「乗らないの?」と聞かれ、父が運転する車に同乗してバスターミナルまで見送る事になった。

私は最近早い時間に起きられない。だからその時の服装は
おじさんが10年くらい着ているタンクトップ級に首が伸び切ったロンT(やたら肌なじみが良い)と、中のゴムが伸びて腰の部分がずり落ちてくる紺のスウェットの上下セット、言わば「部屋着以下、パジャマ以上」の姿だった。
とは言うものの車から降りないのでまぁいいやと思っていた。

車はバスの出発15分前に到着した。しかし、この日はゴールデンウイーク。
大渋滞でバスが30分以上遅延する事となり、急遽空港まで送り届ける事になった。今日の早い便で自宅に戻らないと仕事上ややこしい事になる2。大焦りでスマホで渋滞情報と航空会社の電話番号を調べ始めた。手ぶらの私も父のスマホを借りて検索を手伝う。そんな最中だった。

「生まれたって。」

里帰り出産で実家に戻っていた妹1(※以下、「1」)の子供が生まれたと、母から連絡があった。わが子を抱く1の写真も添付されていた。「なんか実感ないね」「うん・・・」家にとっては初孫。姉妹の初産。私たちのリアクションも不慣れなものだった。妹2、父、私の3人は渋滞気味の東京湾アクアラインでその子の誕生を知る事となった。


240506 最初に見たのは小さな後頭部。

おめでたい事があったからか、やたら目覚めのいい朝だった。昨日は渋滞に巻き込まれた挙句、部屋着以下、パジャマ以上の姿で羽田空港を徘徊する羽目になった事で午後の大部分の時間を消費してしまい、大して勉強のできない一日だった。だけどDuolingoだけは日々ちまちまこなしており、Super Duolingoの無料体験が切れる今日、いつの間にかゴールドリーグに上がっていた。学習の平均時間は37分。だけど、こんなにコツコツ型の勉強が続いて、その記録がしっかり可視化さえるのは自身とモチベーションアップに繋がったし、すごく簡単な言い回しでも“pay with a creditcard.”とか「え、“with”なんだ”!」と発見があったり、いい感じに身についているのも嬉しい。という訳で一年契約9,900円をお支払い。

午後は妹1とその夫のいる産院へ。久しぶりに一眼を充電し、カメラ一式を持参。産婦人科ならではの、アンパンマン柄のナース服を着た看護師さんに案内され個室へ着くなり、設定を調整して仕事モードで赤ちゃんの撮影を開始した。(私は以前、学校写真の見習いをしていた。) 家族たちに立ち位置を指示し、目線をもらい、短い時間でパシャパシャ撮って帰った。

自分の役割なので当然の動きだったが、家に帰って写真のデータ整理をしている途中で妹夫婦に「今日からパパとママだね。おめでとう。」とか、そういった類の言葉を一切かけていなかった事に気付いた。カメラの設定に必死だった。これではただの「業者さん」だ。いや業者さんならまだいい。妹夫からすれば妖怪無断撮影ばばあだ。新しく生まれてきたこの子は妹の子であり義弟の子だ。今後もこういった弁えは様々な場面で必要になるだろう。本質の本質に今更気付き、深く反省する。

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