ZiDol新曲『赤裸々のリラ』を読む
前置き
みなさ~~ん!!!今年もZiDolの季節がやってまいりました!!!
ZiDolってなあに?って方がこのnoteを読みにきてくださってることは果たしてあるのでしょうか。
万が一いらっしゃったらこちら(https://ja.wikipedia.org/wiki/ZiDol)をどうぞ。
興味があればこちらからデビューまで全エピソード追えますので是非どうぞ。
メンバーが全員芸人さんなので腹抱えて笑えますし、アイドルのオーディション番組のアツい展開もあります。何故それが両立できる?!天才だ……。
そう、本業は芸人さんなので、賞レースのオフシーズンにだけアイドル活動を再開してくださるんですね。前回のカムバから約九か月……とうとうこの季節が来ました!!
年に二回というのがちょうどいいんですよね。お祭りっぽい特別感があって。
さて、去る三月十六日に聖地・味園ユニバースで行われたワンマンライブにて、四曲目の楽曲となる『赤裸々のリラ』が初披露されました。
「そんな、毎度々々名曲だなんてことあるわけ……か、神曲だ~~~!!!」とまたしても我々ファンの度肝を抜いてくれました。作曲家の馬瀬先生はもちろんのこと、プロデューサー兼作詞家先生でもあるkento Pの才能が迸っている……!!
キャッチ―かつ耳なじみが良いkento Pの唯一無二の言語感覚、毎度のことながら驚嘆の一言です。
はっきり書かれていない部分も多く、様々な解釈ができる余地を残してくださっているので、行間やら言葉の裏やらを深読みするのがまぁ~楽しいんだこれが!(ツヤツヤの顔)
考察
便宜上考察という言葉を使いましたが、以前ZiDol三曲目の楽曲『maddy muddy』をジキルとハイドモチーフと仮定し歌詞中と原作内における単語の使われ方などから考察したようなああいうものではなく(https://note.com/genaudas/n/nc72eba8f315f)、どちらかというと行間を勝手に想像して補間していくような物です。現代文の問題の「ここでの登場人物の気持ちはどのようなものだったか読み解きなさい」というような、歌詞をひとつの物語として読んでみようという試みです。
大いに主観的な感想かつ妄想といっても差し支えないような「私はこう感じました!」という部分を多分に含む(というかそれが大部分になっている)文章ですので、ご留意ください。
「そんなのこじつけだろ!」という苦情は受け付けておりません!!
それから、歌詞内の一人称視点である「私」は女性だろうと思われるのですが、相手に関することは既婚者なんだろうということしか分かっておらず、年齢も性別も明記はされてないのですが、今回の曲のセンターを務めたのがいなみきちゃんであることから、十歳以上年上の男性なのかな?というイメージで情景が浮かんだので、ここでは仮に「彼」と表記することにします。
まずは歌詞を載せたいのですが、公式からの歌詞発表がまだなので、以下は私がライブの配信を何度も再生して聞いたまま書き起こしたものです。
(二曲目の楽曲『today is まにまに』内でも「時間は二時に」だと思ってたら「時間は滲み」だったことがあるので、間違いだらけの可能性、大いに有り。笑
本当は公式歌詞発表後にこの文章書こうと思ってたんだけど、考えてるうちに楽しくなってしまい待てなかった……。)
1番と2番の歌詞がちょっとだけ変わる構成が大好物なので、
・「そばにいて」→「そこにいて」
・「汚してよきっと退屈ね」→「汚してよずっと退屈ね」
・「今日も秘密を抱きしめ」→「今日も痛みを抱きしめ」
の変化が、さよならに向かっていくまでの心境や二人の関係性の変化を表してるのかなと解釈できてたまりません!!
というわけで、冒頭から順番にいきましょう。
時系列で考えてみる
冒頭にして一度目のサビ。後半のIt's -- 東京の部分はthirtyって言ってるように聞こえるし、配信の再生速度を0.5倍にしてみてもいなみきちゃんの口がサ行の動きしてるように見えるんだけど、何がthirtyなんだろうか……?!大人の恋愛がテーマだと思うので、30代という意味か……?
サビのきっと/ずっとは「汚してよ」に係ってるようにも取れるし、「退屈ね」に係ってるようにも取れる。
「きっとよ、きっと汚してね」という意味合いと、「きっと退屈することになるでしょうけどね」という意味合い。
この一回目の「汚してよきっと退屈ね」は、いなみきちゃんの歌い方も相まって「汚せるもんなら汚してみなさいよ、アンタなんて退屈しのぎにもなんないわ」というような、相手を品定めして睨めつけ、生意気に鼻でふんっと笑ってる感じがする。
退屈してた時にたまたま出会って、暇つぶしのちょっとした一時の火遊びくらいの軽さで始まった関係なのかな?
貴方よがりって聞いたことない単語だけど、すっと内容が入ってくるのすごい。独りよがりで彼にとってばっかり都合のいい関係なんだね。
病弱なネオンっていう表現が全体通して一番「はー!kentoさん天才だ!」と思った単語選びかもしれない。この六文字で二人の関係性の仄暗さ、不健全さ、今にもふつっと消えてしまいそうな危うさや儚さ、デカダンスな雰囲気を詰め込めるの、ほんっっとに凄まじい。ネオンだから絶対に夜にしか会えない二人っていうのも分かるしね。
しかも病弱なのにわらってるのよ。享楽的とも捉えられるし、嘲笑してるようにも捉えられる。
ここは「嗤う」か「微笑う」表記ではないかと予想!
ライブ内でkento Pが不倫の曲だと名言されているので、この「薬指を剥ぐ」は結婚指輪を外すという意味だというのは確定でいいと思うんだけど、それを表すのに剥ぐなんてワードチョイスすることある?すごない??
ここの振付け、手袋を取るみたいにも見えませんか?白手袋が合うようなドレスアップした二人が思い浮かんで大人の恋愛って感じがしてよい。
(以下、一度文章を終わりかけたところで戻ってきて追記しました)
最後の段落を書いている最中、フォロワーさんからTwitter(地球上の最後の一人になったとしても私はこう呼び続けるぞ)のDMでここの振付けについて衝撃のご指摘。「左手で右手の指輪を取ってる動きしてませんか?どうして左手じゃないんでしょうか。」
え、ほ、ほんまや……!!!!な~~~んも気付いてませんでした。元々空間把握能力がよわよわなのもあり、DMで教えていただくまでてっきり左手から何かを剥いでる動きをされているものだとばかり……。
ふむ。ただの振付けでそうなってるだけで結婚指輪という解釈のままでもいいけど、せっかくなので右手だということを念頭に置いて考えてみよう。
他にもいくつかヒットしたページを読みましたが、いずれも「心の安定・落ち着き」「冷静に現実や自分を見直す」効果があると出てきました。
つまり、「これが危ない火遊びだなんてことわかってる。現実から目を背けて、自分を客観的に見ることもしたくない、心の安寧なんてほしくない、ただ退屈を吹き飛ばしてくれるスリルだけがほしい。」という風にも解釈できるかもしれない。
それから、女性が右手薬指に指輪を付けると婚約中であるということを表すという情報も得ました。
ほお、なるほど、男性側が既婚者で、「彼」が結婚指輪を取っている動作だとばかり思ってたけど、「私」が婚約中という考え方もできるのか。
ちなみに、ドイツ語圏の国だと結婚指輪は右手薬指に着けます。「彼」はドイツ人説……?!いや、流石に突飛すぎる。言ってみただけです。笑
誰にも秘密の二人の逢瀬を描いてるんだろうけど、どうしてルームナンバーは901なんだろう……?語呂がいいからこれにしただけ……?と気になっていろいろ考えてた時に、(これはもうほぼ間違いなくこじつけなんですけど、)アメリカのマイアミのあたりにあるroom 901というスピークイージーがヒットして、ほう!!と思ったので、書き記しておきます。
スピークイージーとは:
元々法律に背くために出来たものであること、周りに聞こえないようにこっそり話す必要があったことからSpeak easyと呼ばれるようになったということ(諸説あるようです)など曲のテーマにピッタリですし、酒気帯び系アイドルの名をほしいままにするいなみきちゃんのイメージにも、お酒を出す場所というのは合う気がしませんか!?
禁酒法時代、警察の捜査の目をかいくぐるため入店の際にはドアマンに秘密の合言葉を言ったように、曲中の二人も人目を憚って一緒に901号室に入ることはなかったでしょうから、ノックをして二人だけの秘密の暗号を囁いてお互いを確かめたのかもしれない。耽美ですねえ。
ここ、「千切れる」だと思うんだけど、「契れる」だとしてもkento Pが事前情報として公開していたテーマ《エロエモい》にしっくりきて面白い気もする。
後朝的な意味の、この一瞬の男女の契りという意味かつ、結婚という契約と対比して描写しているのかななんて深読み。その直前の歌詞で薬指の指輪のこと言及してるし。
「結婚っていう契約をしてても彼は現に今私と不倫してるじゃない。次の瞬間嘘になるくらいなら永遠なんていらない、この一瞬の契りでいい」みたいなね。
嘘だらけの私っていうワードが後々更に効いてくると思うんですけど、ここではまだ、彼の家族に黙って彼と会うことで騙しているという意識だったり、友人たちに「付き合ってる人いるの?」と訊かれて「えー、いないよ。」と嘘をつき続けることだったりくらいの意味なのかなと。
冒頭は「汚してよきっと退屈ね」だったのが「ずっと」になってる。上にも書いたけどこの辺りの歌詞の変化が「私」ないしは二人の関係性の変化を投影したものなのかなと思っていて、最初は「退屈しのぎになれるもんならなってみなさいよ」という一時の火遊びのつもりで始まった関係が、少なからず続いてほしい・続くと良いなと思っている心境の変化が読み取れる。
この汚してよきっと/ずっと退屈ね、のパートは歌割が毎回別メンバーに振られているのでそれぞれの歌い方の差異だろうと言われてしまうとそれまでだけど、この二度目の「退屈ね」は中谷さんの歌い方が面白がっている・いたずらっぽくからかってるように聞こえるんだよなあ。
「ずっと」が「退屈ね」に係っているとすると、「まあ、はじめ思ってたよりは暇つぶしにはなるけど、まだまだずっと退屈してるの。どうにかしてよね。」というような意味合いだろうか。
本当はもう退屈してないんだけど、「私」は自覚していないというのでもいいし、実はうすうす分かってるんだけど自己暗示的に冗談めかして言っているのでもいいね。
この辺りから明確に「私」に心境の変化があったと思っていて、というのも火遊びのつもりの関係のままならわざわざ「未来なんてない」と寂しそうに切なそうに言う必要はないから。
「病弱な私」という部分が男女の仲を描いた歌詞の中で浮いているように思うけど、個人的にはこれは恋の病のことではと思う。暇つぶしだったはずの彼にうっかり恋をしてしまっている自分に気付き、それを自嘲して嘲笑しているのでは?
その証拠に、はじめは「薬指を剥いだ」=「私と会っているこの時だけ薬指の指輪を外して家族のこと忘れてくれてたらそれだけでいい」だったのに、ここでは「透明な手を重ねる」ことを望んでいる。
透明な手を重ねるってどういう比喩かな?って考えた時に浮かんだイメージは、外で周りに人がいる時に視線だけで会話する二人。気持ちを通い合わせてるということは、お互いただの遊びだっただろう時から比べると確かに関係性は変化している。
もしくは、薬指(=指輪)との対比かもしれない。物理的な物では繋がれないし繋がらなくていい、周りには二人の関係性は見えてはいけないから二人にしか知り得ない秘密の繋がりというのを「透明な手を重ねる」と表現しているのかも。
ここ、「それだけでいい」と歌う浦井さんの声が掠れ気味なのは意図的なものなんでしょうか。それともたまたま掠れたのが内容とうまくマッチしてこの奇跡のようなもどかしい程の切なさが成立しているんでしょうか。意図的なものだとしたら浦井さんの演技力に脱帽だし(演技力の高さは言わずもがな分かってたけど、歌でもそれを表現できるんですか?!?!)、たまたまだとしたらあまりにも表現の神様に愛されている。
上記からの流れで、「どうせ他人よ」と苦々しく吐き捨てるように言っているように聞こえるし、一番では「今日も秘密を抱きしめdancing」と秘密の関係を楽しんですらいたであろう部分が、胸に痛みを抱きしめて逢瀬を重ねるようになっている。
上記のことから、一番と二番の間には少なくとも数か月以上の時間経過があって、二番に入ったところから「私」は彼に恋をしていることを自覚したんじゃないかと考えている。
この三度目の「退屈ね」は、前述の「嘘だらけの私」が効いてると思ってて、多分この時点ではもう暇つぶしや火遊びのつもりじゃなくて彼に本気で惚れてしまっているんだけど、強がって退屈だって言ってるんじゃないかと。
完全に自覚してるんだけど、自分の気持ちにも嘘をついてるし、彼にも嘘をついてる。貴方なんてあの頃から変わらずただの一時の暇つぶしなんだからねって。
歌い方もそういう風に聞こえませんか?!私が深読み好きすぎるだけ?!ちょっと声が震え気味というか、強がって気持ちを偽って言ってるように聞こえてしまって。
配信で観た時手をたたいて大喜びしてしまった。笑いすぎて涙出た。浦井さん気持ちよさそうすぎ、私含め観客は喜びすぎ、他のメンバー達はなぜか応援させられてるの謎すぎ。エアギターなのに。エアギターなのに。
これぞ、コント・『アイドル』!という感じでだいすき。
歌詞はないけれどここも深読みするなら、それなりに尺のある間奏なので(まにまにでのケツさんの世界一短いダンスソロの何倍もある 笑)、ここは「私」が自分の中で決意にむかって葛藤や苦悩、思案をしている様子なのかもしれない。
この部分、フォロワーさんたちと各々の解釈を話してても結構意見が割れたところだった。
誰から誰にさよならを告げたのか。
私の解釈では、「私」から彼にさよならを告げたと思っていて、「突然ね」っていうのは「貴方からしたら前触れもなく突然だったよね、きっと私の心境の変化なんて気付きもしなかったでしょう?」っていう意味なのかなと理解しました。
彼に恋をしていると自覚して、それでもいい、都合のいい女でいいからこのままずっと、と願っていたところからさよならを決意するに至ったのはどうしてなのかという点については後述します。
「汚してよずっと」と思い続けていたけど、いつの間にか彼に染まりきってしまったんだね。
彼から突然別れを告げられたという解釈を教えてもらって、ああ~!その解釈も捨てがたい……!となった。本当は「私」は彼のこと好きになってたのに突然別れを切り出されて、(それも多分悩んで決断した重い告げられ方とかじゃなくて、「家族にバレそうだからもう会わないようにしよう。まあお互いただの遊びだったし、そろそろ潮時でしょ?」くらいの軽い感じだったら切ないな……)強がって「あら突然ね。わかった、じゃあね。」ってそれを吞んで、「私」の気持ちなんて全然気付いてないんだろうけど、それでいい。って未練があるっていう風にも捉えられる。
その方が「白い蕾が染まってる 貴方よがりに汚されて」に上手く繋がる気もします。
また別のフォロワーさんからは、別れを告げたのは「私」からだけど別れのきっかけは「私」の決断でも彼でもない説を教えていただいて、全く思いつかなかった解釈だったので、なるほど!と膝を打ちに打ちました。
それが、「私」は病で春には人知れず散ってしまう説。「病弱な私わらう」を比喩ではなく文字通り捉えるパターンですね。
何も言わず彼の前から姿を消して、彼はきっと本当の理由には気が付かなくて関係を切られたくらいにしか思わなくて、しばらくは待ってるかもしれないけどそのうちきっとまた別の不倫相手を見つけて変わらず遊ぶんだろうなあと思ったら、「私」があまりに切なくて腹立ってきました(感情移入しすぎ)。
ここね~~~!今までずっと「そばにいてくれたらそれでいい」だった願いが「そこにいてくれたらそれでいい」になってるのが、上記のどの別れのパターンだったとしてもあまりにも切なくて……。
さよならをしてもうそばにはいられなくても、きっと今後一生会えなくても、貴方がこの東京のどこかで生きていてくれたらそれだけでいい。
タイトルにもある「赤裸々」というキーワードについてだけど、今まで嘘だらけだった「私」がこの決断によってもう自分の気持ちを偽ることなく、自分にも他人にも正直になれたというラストなのかなと解釈しました。
だって、せめて最後にひとさじの救いくらいはほしいじゃない?!
ラストだけ二回ともit's dirty 東京と言っているようにも聞こえるけど、これも何か意図的なものなんだろうか……。
リラの色と花言葉から考えてみる
リラ(ライラック)という花が曲のタイトルにもなっていて歌詞中にも出てくること、また色に関する表現も出てくることから、花とその色がキーポイントなんじゃないかと思って、各色のリラの花言葉を調べてみました。
上記の考察にも沿っているように思うので、記しておきます。
「紫」
まず、ライラックと聞いて一番に思い浮かぶのは紫色の種類ではないでしょうか。今回のお衣装(ダブルのスーツ、素敵すぎ!)も紫ですし、やはり紫色がベースだと思うのです。
皆さんご存知の通り、花言葉なんてのは調べるソースによって全然違う意味が出てきたりするので、今回は自分の考察に都合の良いものだけをピックアップしております。「こんな意味も出てきたぞ、真逆じゃないか!」という矛盾などが見つかったとしてもそっと心の中にしまっておいてください。笑
紫のライラックの花言葉:「恋の芽生え」「初恋」
今まで退屈な毎日を過ごしてきた「私」が彼と過ごす中で恋の芽生えを自覚して、そのうち、花が開くように自分の中の何かが変わる予感がする。
「白」
白のライラックの花言葉:「無邪気」「若さ」「純潔」「思い出」
無邪気だった若かりし日々は過ぎ、すっかり貴方の色に染められてしまった。
「赤」
赤のライラックの花言葉:「愛の芽生え」
はじめ聞いた時は赤裸々という単語が急に出てきた感じがしてたんですが、前述の通り「嘘だらけの私」との対比という意味と、色としての「赤」のダブルミーニングなんじゃないかと思っていて、ここが後述しますと書いていた「彼に恋をしていると自覚して、それでもいい、都合のいい女でいいからこのままずっと、と願っていたところからさよならを決意するに至ったのはどうしてなのか」という点についてなんですけども。
自分と彼だけがいればいいと思っていた、もしくは思い込もうとしていたところから、「このままじゃ彼も私も幸せにはなれない。彼のことも自分のことも本当に大切に思うなら……」と、恋が愛に変化したからこそさよならを決意したのではないでしょうか。
以下は花言葉ではないけどライラックについて調べてたら出てきた逸話など。
四葉のクローバー的な感じで、ライラックは通常花弁が四枚の花なんだけど、たまに五枚のものがあるらしく、「ラッキーライラック」「ハッピーライラック」などと呼んで恋のおまじないに使われるそう。
ZiDolは五人だし、あえてこれも関係していると深読みすると、「私」は「ただの遊びなんだから」とか「未来なんてない」と口では言いつつ、心のどこかでは思いが成就して幸せになれますようにと願っていたのかもしれない。
恋のおまじないではなく、単に「誰にも言わず黙って飲み込むと幸せが訪れる」と書いてあるページもあるので(https://pex.jp/point_news/45b6482207c540e6e55798d9d8e1b120)、
彼とお別れして、その思い出は誰にも語ることはないけれど自分の中での糧として、今度は絶対幸せになるんだ!と前を向いて生きていく「私」の様子とも捉えられる。
↑のページ以外でもいくつか見かけたイギリスの言い伝えについて英語で信憑性のあるソースあたってみようとしたのですが、上手く見つけられず。詳細はわからないのですが、下記引用のような逸話もあるようです。
このことからイギリスではライラックを贈ることは「婚約破棄」のイメージがあって結婚前には嫌厭されることもあるとかないとか。
ヨーロッパではリラは日本人にとっての桜のように春の訪れを告げる花。
春は別れの季節でもあり始まりの季節でもあるから、「彼」への恋は散ってしまったけど、来年もまたリラの開花と共に春は巡ってくるし、これからはきっと嘘偽りのない赤裸々な「私」でさっぱりと前を向いて生きていけるんだと思いたい。ジャスミンにも似た爽やかで清々しい芳香を持つリラみたいに。
そうすることで、彼との記憶も苦いものではなく、「こんなこともあったな。彼、元気にしているかな。」と笑って思い出せる時がくると信じたい。
とはいえ、不倫は駄目、絶対!!!
「私」にだいぶ寄り添って考えたから、美化して書いてるけど!!笑
はー、書いた書いた。
歌詞の聞き取りがめちゃくちゃ間違ってて全然見当違いなこと書いてたらすみません。
皆様の良き赤裸々のリラライフ……リライフの一助になれば幸いです!
こういう解釈もあるんじゃない?という違ったご意見も常時募集中です♬
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