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「Nature for all」 あらゆる人が自然の中の暮らしを持つ未来への新しい挑戦

本日2024年2月7日(水)、新サービス「SANU 2nd Home Co-Owners(*以下 Co-Owners )」を発表しました。

既存の主幹事業であるセカンドホームサブスクリプションサービスを”シェア賃貸”と定義するならば、Co-Ownersは「シェア所有(共同所有)」。僕が創業時からずっと意識している「Nature for all. / 自然をあらゆる人へ」 の歩みをさらに進める大きな一歩になる事業です。

さらにCo-Owners開始に伴って、サブスク支払料金の50%が蓄積され、Co-Owners購入時に充当できる「Subscription to Own」をスタート。

これによって月5.5万円のサブスクは掛け捨てではなくなり、サブスクと所有の選択が極めてシームレスに、かつ軽やかになります。これは「所有権革命」とも呼ばれる世界の不動産テック分野の潮流を汲んだもので、SANUは世界で唯一の不動産サービスを提供する会社になります。(詳しくは後述)   


「Nature for all. 」 設立から変わらぬ思い

「自然の中での暮らしをもっと多くの人に届けるにはどうすれば良いか?」
これは、僕がSANUを設立してからずーっと考え続けていることです。

実際のところ、僕たちがやりたいのは別荘屋さんでもサブスク屋さんでもない。忙しくて充実した都市生活からふと離れ、心と身体の健やかさを取り戻す自然の中の豊かな暮らしの提供。そして、定期的に自然の中で時間を過ごす「実体験」を通じて自然を好きになった人が、自らの行動をもってその美しさを未来へ繋いでいくこと。

その第一歩として、2021年11月にセカンドホームサブスクリプション「SANU 2nd Home」をリリースしました。本サービスでは初期費用0円・月額5.5万円のサブスクリプションモデルを取り入れることで、大きな初期費用なく気軽に「都市から自然へ通う生活」を始める事が可能になりました。

サービス開始のその日から本日までの2年間、実に819日間にわたってありがたいことにサブスク会員枠満員(空き待ち状況)が続いており、売上は2年間で27倍で伸びてきました。チャーンといわれる解約率も(類似サービスがない分単純比較が難しいものの)一般的な消費者向けサブスク事業と比べて非常に低く、順調に成長してきました。

そんな中、新事業の構想がはじまったきっかけは、子どもを2人持つ兄の一言でした。

弦、SANU 2nd Homeめっちゃ良いんだけど、家族それぞれの予定もあるので毎月行けるかはちょっと不安。まとまって払うから、サブスクの掛け捨てじゃなくて、年間で10泊くらいできるやつを作ってくれない?

兄の言葉は二つのことを示唆していました。

  1. 月単位のサブスクよりも、時間軸を長く捉えることでより自由度が高い( = つまり所有に近い)ものを求める人もいる

  2. サブスク料金が掛け捨てになることはひとつの意思決定のハードルになる

プリウスを買うか、セカンドホームを買うか

  • 子供の学校や仕事内容によって平日自由に移動することが難しい

  • 家族の習い事や予定で、毎月行けるかわからない

  • 自分がいなくても家族や友人だけで使ってもらいたい

  • 掛け捨てより売却の選択もある不動産資産の方が購入に踏み切りやすい

そんな、私の兄のような30-40代のファミリー層をイメージしながら、サブスクに次ぐ新サービスの検討を開始しました。

本日発表したCo-Ownersの概要としては、以下4つの特徴があります。
詳細は公式ウェブサイトへ!


Co-Owners 4つの特徴

実際、サブスクサービスと比較するとかなり自由度のある使い方が可能になります。

  • 毎月行かなくても、1年のどこかで利用すればいい。最大12連泊まで宿泊可能

  • 年度末に利用可能泊数が余った場合には、SANUが自動で買取

  • 年間利用泊数の一部を誰かにプレゼントしたり、家族でシェアすることも可能 など

私たちが提案したいのは「自然と共にある健やかな日常」。

一部の人が非日常を楽しむラグジュアリーな別荘ではなく、多くの人が家族会議をして車の購入を決めるように、家族で自然に通うライフスタイルを検討し、選択できる水準のセカンドホーム。

そこで、TOYOTAさんのプリウス EV新車の値段をウェブサイトで調べて見ると、メーカー小売価格 320~460万円。人生の身近な選択肢として社内でもこの価格帯に目線を揃え、年間12泊で330万円という商品設計に至りました。

1st Project は千葉館山。正直、立地が最高です。全室オーシャンフロントで海の中に夕陽が沈みます。

建設予定地からの景色

金額は年間12泊利用できる権利として330万円から購入でき、利用したい泊数に応じて購入する口数を選べる仕組み。そしてもちろん年12泊は、館山だけではなく、軽井沢でも、ニセコでも、白馬でも、奄美でも、SANU 2nd Homeの拠点ができればどこでも滞在可能です。

小さなお子さんがいらっしゃるお父さん、お母さん。ぜひ、想像してみてください。

SANU 2nd Home Co-Ownersを購入すると、みなさんのお子さんが大人になるまで一緒に自然の中へ通うことができます。

「わたしが小さい頃はよく館山のSANUに来て海岸を散歩したね。」
「八ヶ岳のSANUに通ってスキーを滑れるようになったんだよね。」

おばあちゃんになったあなたは、大人になった自分の娘と、SANU 2nd Home のテラスでコーヒーを飲みながら会話をしているかもしれません。

Co-Ownersを通じて、皆さんの人生が 「Live with nature. / 自然と共に生きる。」なものになりますように。

サブスクと所有をシームレスにつなぐ世界初(*)の仕組み

今回のサービス設計にあたってもう一つ考えたのが、サブスクの掛け捨てという点のアップデートです。

SANU 2nd Homeでサブスクを1年、2年と続けてくださる会員さんが増えてきた中で、長く続ける方に何かプラスを作れないか。また、通えなかった月に、少しでも不安を解消できないか。

そこで今回、サブスクリプションから所有への架け橋となるような「Subscription to Own(以後「S2O」)という新しい仕組みを考案しました。

1年、2年とサブスクを利用していただく中でSANU 2nd Homeを気に入り、サブスクよりも所有の方がご自身のライフスタイルにあっていると思ったら、過去にお支払いいただいたサブスク金額の50%(*)をCo-Ownersの購入金額に充当できる仕組みです。

これにより、「サブスク」と「共同所有」の二つのサービスを緩やかに繋げ、ご自身のライフスタイルに合わせてよりマッチしたセカンドホームの持ち方を選べるようになりました。

*自社調べ。不動産分野において世界初。
*蓄積の有効期限は3年のため、金額の累積の最大値は90万円(内訳 5万円x36か月x50%)となります。

「所有権革命」とも呼ばれる不動産テック分野の潮流

今、世界の不動産テック分野で起きている変化があります。

富裕層が資本を増大させて不動産を独占的に所有する未来にアンチテーゼを唱え、不動産へのアクセス・所有権を民主化し、誰もが望むライフスタイルを実現していく。「The Ownership Revolution : 所有権革命」とも呼ばれます。

所有権革命の流れは大きく2つの柱があります。
1つが「共同所有」、2つ目が「Rent to Own」。

「共同所有」は1つの不動産だと金額的に手が届かないときにそれを分割して所有する仕組みで、アメリカでは「Pacaso」などのスタートアップが登場しています。

そして「Rent to Own」は、賃料の一部が積み立てられ、購入を決定した時にその積み立てた金額を充当できるというもの。アメリカでは「Divvy」というユニコーン企業が登場しています。

Co-Ownersは、まさにこの2つの仕組みを採用した事業モデルで、1棟まるごと購入すると金額が高いものを分割して共同所有し、サブスクの支払い金額の一部が蓄積して購入代金に充当することができる仕組み。

SANU 2nd Homeを通じて、「自然の中の暮らしの民主化」つまり、Nature for all. / 自然をあらゆる人へ」を実現します。

サブスクと共同所有で構成される「Flywheel」と描く未来

「Amazon」の創業者ジェフ・ベゾスが創業期に示した「Flywheel(フライホイール)」。好循環の歯車のように、事業が大きくなり、顧客価値や供給サイドのベネフィットも上がっていくという構造を示したモデルです。

出典:The Amazon Flywheel: Part 1 — Sam Seely

今回SANUは、「サブスク」と「Co-Owners(共同所有)」の2つの事業の歯車を嚙合わせる事で、より強固な顧客ベネフィットと、成長のための好循環を生み出す仕組みをデザインしました。

SANU 2nd Home FLYWHEEL

サブスクメンバーにとっては、Subscription to Ownがあることで月額料金の支払いが掛け捨てにならないベネフィットに加え、Co-Ownersを通じてSANUが建設資金の先行回収をしやすくなるため、新たな拠点開発がさらに進み、通えるエリアが増えていきます。

同時に、キャッシュの先行回収によりサブスク事業の資金体力がつくことで、土地の調達や開発、建設にかかっている資本調達コスト(WACC)が現在より下がるため、同じ利益水準を保ちながら将来的にはサブスクの月会費を下げていくことが可能になります。

私たちは、「Nature for all / 自然をあらゆる人へ」を実現するため、最終的には月会費を下げたプランも展開し、セカンドホームを多くの人が気軽に利用できる新たな社会インフラにしていくことを目指しています。

一方で、Co-Ownersのオーナーになる方々にも大きなベネフィットがあります。年間12泊を使い切れなかった場合の自動買取は、サブスクメンバーが存在することによって実現します。また、購入後4年目以降に売却(*)ができる頃には、すでにサブスクメンバーという顧客プールが潜在的な買い手として存在しています。
*SANU独自のセカンダリーマーケット(2025年以降)の準備を進めています。

「Live with nature. / 自然と共に生きる。」というSANUのコンセプトの下に、自然の中での暮らしを人生の一部に取り入れたいと思う人々が集まり、ライフステージに合わせて自然との関わり方を自由に軽やかに選択する。そうやって、「自然の中の暮らし」の貸し借りや売り買いがデジタル上で極めてスムーズに実現する。

そしてなにより、「自然と共に生きる」ライフスタイルに共感する人たちがオンラインやオフラインで集い、共に自然の美しさを語り合ったり、未来のためのアクションを取っていく。そんな未来を描きながら、SANU 2nd Homeを日本中、そして世界へ広げていきます。

改めて、SANU 2nd Home Co-Ownersの第一弾プロジェクト、館山1st が本日2月7日(水) から先行販売開始。一般販売は、3月2日(土) 10:00に一斉スタートです。200口限定の販売ですので、少しでも興味を持ってくれた方はどうぞお早めに!

”もっと軽やかに、もっと自由に、自然の中の家を持つ。”
共同オーナー型セカンドホームサービス「SANU 2nd Home Co-Owners」
https://owners.sa-nu.com/


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