第361回：お金はなくなり、世界はブロックチェーンで一つになっていく

先日、各社メディアにも報道されましたが、弊社グループはこの度、マレーシア工科大学（以下、UTM）と提携を行い、UTMを軸として、包括的なブロックチェーンの実証実験を行うこととなりました。

具体的には、ムスリム社会における法（シャーリア）を遵守する上で、ブロックチェーンが有効活用できないか、ということを思索する取り組みとなります。

現時点でも、ムスリム人口は世界に16億人いると言われており、未来に向け、これから更に増えていくことが予想されます。

ハラール認証、ザカート（いわゆる寄付）など、厳格な承認が当たり前となっているシャーリアにおいては、ブロックチェーンと非常に親和性があると確信しております。

こうした新たな取り組みが、東南アジア圏内でも工学系では上位に入るUTMと提携できたことは大変ありがたく、本件は、実に貴重なアライアンスであると考えております。

この度の提携に至るまでに力添えを頂いた皆様には、本当に感謝してもしきれません。しっかりと形にし、東南アジア発で世界に誇るユースケースを生み出したいと思います。

以下に、取り上げて頂いたメディアをいくつかご紹介いたします（マレーシアで最も発信力あるメディアの一つ、The starさんにも取り上げて頂いたのが個人的にも嬉しいです）。

参考１）OK Blockchain Center Sdn Bhd Medini 9

参考２）OK Blockchain Centre Sdn Bhd official opening ceremony and OBC-UTM MoU At Medini 9, Medini City

参考３）UTM and firm team up to develop blockchain technology

そして、今月はイベントラッシュなのか、マレーシア政府系コンサル企業、GBS ISKANDARさんが主催のLEP（Look East Policy）Summit 2018にもパネラーとしてお声がけを頂いており、縷縷、お話をしてまいります。

当日はマハティールさんもいらっしゃるそうで（来ないかもしれませんがその時は別途アプローチします）、マレーシア・日本間の交流をより深めるコミュニケーションができればと思います。

参考４）LOOK EAST POLICY SUMMIT 2018

そしてそして、こちらは日中のブロックチェーン技術交流を目的としたイベントが、東京は品川で行われることとなっており、小職もパネラーでお邪魔する予定です。

秋元司代議士、平井代議士をはじめ、行政関係者も多数いらっしゃる予定であり、クリプト業界では象徴的なイベントになるかと存じます。

中国サイドも、huobiさんや、弊社にとっても業務提携パートナーである風神ウォレットさん、そして、飛ぶ鳥を落とす勢いのCoinexさんなど、そうそうたるメンツです。

参考５）日中Blockchain交流会
[ 開催日時 ]2018年8月28日(火) 16時~21時
[ 開催場所 ]品川プリンスホテル アネックスタワー5Fプリンスホール

マレーシアでは、マハティールさんが中国から直帰されたその足でイベントにお越しいただく「予定」なのですが、氏が『一帯一路構想』に一発かました直後に日中交流イベントにも出る小職は立場的になんともな感じなのですが、いずれにせよいち日本人として、マハティールさんが改めて日本の産業に注目を寄せていることは大変ありがたいと思います。

上記記事にもある通り、我々としては、マレーシア、ジョホールバル一帯を『Crypt Bay（クリプトベイ、仮想通貨特区）』にすべく、政府と連携してマーケティングに着手しております。

言うまでもなく、いち早く仮想通貨登録制度を取り入れた我が国における未来の産業は、ブロックチェーンと密接に関与します。