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香川県に届け! 「ゲーミングe話」まとめ

どうやら香川県では例の条例が可決されそうな気配である。

香川とは縁もゆかりもなく、どのみち条例と関係のない年齢の筆者ではあるが、これをこのまま見て見ぬ振りで良いのだろうか?

パブリックコメントが開示されないなどの政治に対する不信感だとか、そういうのもあるが、このままゲームの悪い面ばかりが取り沙汰される世の中で良いのだろうか? またしても話題のみが先行し、そういうイメージが広まってしまうのではないか、そういう思いがあるのだ。

そこで今回は、ゲームの良い面を伝える話を集めてみた。題して「ゲーミングe話」だ。悪い面を完全に否定するわけではないが、こういう話も数多くあるのだということを分かって欲しい。そして、件の条例が果たして意味のあるものなのか、香川県民に限らず、もう一度考えて欲しいと思っている。

とある女性が投稿した「亡き父親のゲーム攻略メモ」を見てゲームを攻略するということ。彼はなにを解き、わたしはなにを辿ったか

電ファミニコゲーマーより。亡き父の遺品整理のなかで見つけた、青い色をした208ページのノート。そこにはゲームの攻略メモがびっしりと書き込まれていた。これを見た著者は何を思うのか。香川の偉い人にもぜひ考えて欲しい。

ダークソウルおじいちゃんは1472回死んでいた!〜テレビで話題の80歳が実践する、濃厚ゲームライフ〜

電ファミニコゲーマーより。ゲームは子供だけのものではない。取材時80歳の加三さんのゲーム初体験はなんと還暦祝いで貰った初代プレステだった。「ゲームをやってなかったら、今の自分はいてへんと思うよ」という加三さんの声が香川に届きますように。

8歳の少年が『マインクラフト』で亡くなったひいおばあちゃんのお墓を立てた話

電ファミニコゲーマーより。『マインクラフト』でひいおばあちゃんの墓を子供が立てたというツイートから始まった取材。少年はなぜ墓を立てたのか。このゲームの良いところは、プレイヤーが自由な発想で何かを作れるところにある。それは教育にも役立つのではないか。そしてゲームの世界とリアルの世界、そこに境界はあるのだろうか。香川県民のみなさんはどう思うか。

『Apex Legends』では、開発中に亡くなってしまったデザイナーの愛犬がマップの片隅で暮らしている

Automatonより。Apex Legendsに存在したイースターエッグ。それはリードレベルデザイナーJason McCord氏の亡き愛犬Shadieだった。「開発中に亡くなってしまった親友をマップの小さな隅に生かしておきたかった」と語る氏。これを香川県議会はどう考えるだろう。

スカイリムおばあちゃん『The Elder Scrolls VI』に出演決定。彼女はいかにしてNPCになったのか

Automatonより。一人の熱狂的な『The Elder Scrolls V: Skyrim』のファン、親愛を込めてグランマと呼ばれた彼女は『TESVI』にNPCとして登場することになった。それは一体なぜなのか。「すぐに中毒になったわ。ゾンビになるほど昼夜問わずにプレイしたわね」と言うグランマ。ま、ちょっとやりすぎかもしれんが、しかしその行為は果たしてすべて有害だったのだろうか? 香川の皆さんはどう思うだろうか。

日本にもいたゲーマーおばあちゃん!御年89歳の「ゲーマーグランマ」に訊く―年を取ってもゲームは楽しいですか?

Game*Sparkより。日本のゲーマーグランマも紹介しておこう。チャンネルを見る限りでは90歳になった現在でも元気にゲームをプレイされているようだ。「若いうちからゲームはやっておきなさいというのが私の一番のアドバイスです」という人生の大先輩の言葉を香川県にも送りたい。

『Fallout 4』ファンの死を悼んで公式がNPCとして登場させる、再会した亡き弟がゲーム内でくれたもの

Automatonより。父親を亡くしたばかりの“NoohjXLVII”ことAndyさんは、24歳の弟、Evanさんまでも失ってしまう。立て続けの不幸で悲嘆に暮れる彼にBethesdaのサポートチームは彼の弟をNPCとしてゲーム内に蘇らせた。これまたゲームと人の死について考えされれる出来事だ。ちなみに、「Evan」は不死身に設定されている。

ポケモン好きだった亡き弟を想い、兄がお墓の前で 「ポケモンGO」を起動すると…

BUZZmagより。「ポケモンGO」プレイヤーのロビンさんは、14年前に亡くなったマイケルくんのお墓の前で「ポケモンGO」を起動してみたそう。そこで起こったちょっとした奇跡。全香川県民が泣いた。

10年不登校だった僕は、ゲームに人生を救われた――24歳起業家が伝える「生かすも殺すもあなた次第」

ウーマンエキサイトより。この例のように、不登校だった方がゲームで救われたという話しは数多ある。小幡和輝さんはゲームはツールであり、「生かすも殺すもあなた次第」という。それは条例で定めるべきことなのか? 香川県議会はもう一度議論して欲しい。

『討鬼伝』を3000時間遊んで鬱から救われた元女流プロ雀士の話

電ファミニコゲーマーより。つらい引きこもりの時期に、自分を最も癒やしてくれたのはゲームだった、と夏川氏は語る。ゲームにハマりすぎて引きこもったのではない、というところを間違えないで欲しい。実は鬱病の方もゲームで救われたという場合が多い。3000時間遊ぶなんて香川県民だったら3000日もかかっちゃうよ。

最後に

いかがだっただろうか。実はまだまだあるのだが、長くなりすぎるのでこの辺にしておこう。

筆者からすれば、ゲームは人生を豊かにするものだ。ゲームから得たもの、人とのつながり、考えさせられたこと。数多くの恩恵をこれまで受けてきた。もちろん、無駄にした時間も無いとは言わない。だが、1秒たりとも人生を無駄なく生きるなど不可能だろう。息抜きも楽しみもない人生、それは虚しくないだろうか?

ゲームのやりすぎは確かによろしくない。ただそれはゲームだけではなく、なんにでも当てはまる。しかし、麻薬ほどの依存性も無く、酒やタバコのように明らかな健康に対する害が無いものを法で縛ることは余計なお世話ではないだろうか。子供が夢中になっていることを権力で押さえつけ規制することは、本当にその子のためになるのだろうか。

子供の判断力にすべて任せるのは確かに不安だ。だから親の監修の元、ルールを家庭内で決めるのは当然だろう。だけど、映画だって2時間前後あるというのに、一日たった1時間で足りるだろうか? みなさんの趣味は1時間で終わるようなものなのだろうか? 一日1時間の根拠はいったいどこにあるのだろうか?

香川の偉い方々、今一度考えてみていただきたい。そして、全国のゲームは良くないものと決めつける方々も。

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