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雨降って地固まる

こんにちは、セタゲンゴです。

J2リーグ第11節アウェイでの大分トリニータ戦の帰り道で、セタノートを書いています。

正直、今週は本当に長い長い1週間でした。

前節のホームでの藤枝MYFC戦で1-4の敗戦を喫したあと、スタジアムではその日の結果に対して200人近い方々が居残りをし、最終的には選手バスを囲むという事態がありました。

この件を受けて、クラブ内でも何度も協議しましたし、サポーター団体の方々とも話し合いの場を設けさせてもらいました。

細かいことは割愛しますが、ファンサポーターの皆さんの気持ちはよくわかっています。

私たちだって悔しいし、負けるにしても負け方ってあるだろうに、、、と言いたくなる気持ちも頷けます。

感情的になってワッと言われるのはしょうがないことかもしれません。

誰もがこのクラブが大好きで、勝つところが見たくて来てくれているのに、その期待を裏切ってしまっているから。

ただ、クラブとしてはスタジアムルールに則って運営せざるを得ない部分もあるのは事実。

社長小島は“近さ”の線引きをとても繊細にしてるし、それが譲れないラインでもあるのです。

目的・目標・手段

私は日頃の仕事において、「目的」「目標」「手段」を明確にして考えるようにしています。

水戸ホーリーホックの試合は、応援してくださる皆さんを幸せにすること、これが目的です。

そのために試合に勝つという目標があり、たとえ勝てなくても最後まで諦めずに戦う姿勢を見せる必要があります。

ゴールを決めるってのが最もわかりやすい手段になりますが、そのための戦術やテクニックもそれに相当します。

さらに、そのためにファンサポーターが作ってくれるスタジアムの雰囲気も、この手段に含まれてくるのです。

ここ最近、何人かのファンサポーターから「監督はファミリーという言葉を軽々しく使うな」というお言葉をいただいていました。

藤枝戦のあとには「ファミリーだと言うのなら出て来い」という言葉も多く聞こえました。

でも例えばですが、世の中には口下手の頑固親父っているじゃないですか。

言葉足らずだけど、家族のことを何よりも大切に思ってる頑固親父っているじゃないですか。

自分を犠牲にしてでも家族を守りたい、幸せにしたって思ってる頑固親父っているじゃないですか。

誓えます。

私たちは、お休みを使って身銭を叩いてスタジアムに足を運んでくれる方々を幸せにしたいんです。

そのために日々仕事をしているんです。

この価値観を押し付けるわけじゃありませんが、でもこういう想いだってことはちゃんと伝えておきたいです。

ターニングポイント

そんな中迎えた今日は、現在2位と今シーズン好調の大分トリニータとの一戦。

一方の水戸ホーリーホックは、チーム事情も相まみあって、かなりチャレンジングなメンバーで挑むことに。

特に水戸ホーリーホックのアカデミー出身センターバック田辺陽太は、3年目にして初スタメンの大抜擢となりました。

試合前の濱崎監督も、「なかなかチャレンジな起用だ」と話していましたが、勝負するための腹はすわっていたように感じていました。

そして結果はご存知の通り、1-0の勝利。

©️MITOHOLLYHOCK

田辺選手は途中で足を攣って交代となりましたが、堂々と勝ち点3点獲得に貢献しました。

きっと本人はめちゃくちゃ緊張したと思います。

誰もが心配してるんだろうなって、感じてたはずです。

でも彼だって日頃から弱肉強食のプロの世界に身を置いているわけですし、そこでやっと掴んだチャンスでしたから。

臆すことなく、相手のFWとバチバチ戦ってくれましたし、そりゃ堂々としたものでした。

試合後、ファンサポーターの前で「次は(足が)攣らないように頑張ります!」と言ってましたが、自分の限界まで出し切ったからこそ足が攣ってるわけだし、とにかく素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

クラブとしては29年目にして初めて、アカデミー出身選手がトップチームのスタメンに名を連ね、そして勝利を掴んだくれたのです。

これがいかに大事なことで、そして今日という日が水戸ホーリーホックの歴史の1ページに残る日になることを記しておきます。

©️MITOHOLLYHOCK

クラブの成長を感じる瞬間

日々の業務を淡々とこなしていては、自分も会社も大きくはなりません。

意識して常に挑戦マインドを持つことは非常に重要なこと。

今回の大分戦はそれを強く感じましたし、この試合が大きなターニングポイントになったと思います。

来週はホームで東京ヴェルディ戦。

ちなみにこの試合を皮切りに、5週連続で毎週末ホーム試合。

間にはアウェイ長崎戦がありますが、こちらは日立市と一緒にパブリックビューイングの開催も控えています。

とにかく1試合1試合、準備して向き合って、みんなで勝利を味わえるように。

明日もまた頑張るのみです。

そして私たちにとっては年に1回の重要な日が、4/28の株主総会です。

この1年間の報告と、この先に向けたビジョンをお伝えする大事な日です。

株主総会に向けてスタッフが揃えてくれた数字を見ると、客観的なクラブの成長を知ることができます。

それが勇気となり、また挑戦する活力が湧いてくるのです。

水戸ホーリーホックは挑戦するクラブであり続けます。

さいごに。

今日からまた、明治安田生命Jリーグウォーキングバトルがスタートしてます。

もちろん私はとっくに3000歩は達成していますが、皆さんはいかがですか?

名前はちょくちょく変えてますw

日々の積み重ねがチームを強くする。

千里の道も一歩からですからね。

またスタジアムでお会いしましょう。

今日のハイライト

頑張るときはいつも今
瀬田元吾

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