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サイズがおかしい その1
前回も書きましが、サイズに関しては男性は大き目の靴、女性は小さめの靴を選びがちです。これは男性に関しては主にファッション、脱ぎ履きの面倒くささからきていると思われます。女性に関してはヒールやパンプスなどを多く履いている人に小さめの靴を履く傾向にあるように思います。
ヒールやパンプスを履く女性が小さい靴を選びがちな理由
これには以下の3つのことが原因と考えられます。
パンプスやヒールは甲が覆われておらず、履き口も指の付根までしかない
靴下ではなくストッキングを履く
ヒールが高いので必然的に靴が滑り台状態になる。
以上のことから、足は靴の中で前方に動いてしまい、後方の踵にスペースができます。その状態で歩くと、靴の踵がパカパカとしてしまいます。これを防ぐために爪先に余裕のない、ぴったりとしたサイズを選ぶようになります。そのため、普通のスニーカーでもそのサイズを選んでしまい小さい靴を履くようになります
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靴の爪先には余裕が必要
靴には実際の足長よりも爪先に10~15㎜くらいの余裕を持たせる”捨て寸”というものがあります。これは歩行時、蹴りだしの特に足の指が上に反るときに、足の長さが少し伸びるため、この時爪先にが靴内で当たらないようにするために重要なスペースです。ほとんどの靴がこの捨て数を計算して作られています。これを無視して履けばトラブルが起きるのは当然です。
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ここまで、女性の小さいサイズを選ぶことについて書いてきましたが、もちろん、サイズが小さすぎても、大きすぎても足のトラブルは起きます。次回はそこらへんをもっと掘り下げて書いていきたいと思います。
また今回の男性は大きめ、女性は小さめの考えについて、面白い考察をしている本があるので以下に紹介します。著者は足病学界の凄い人です。書籍自体は廃盤になっているかもしれませんが、中古店などでもあるので興味のある方は読んでみてください。
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