(易しめ)ショート・プルオーバー
蒸し暑さが増すこの頃、清涼感のある軽いものを編みたくなりました。
お手本はこちら。
著作権上、編み図は掲載できませんが、メイキング画像を撮っておきました。何かのヒントになると幸いです。
どんなものを編む場合でも通用する、普遍的なポイントは次の通りです。
1. お手本通りの素材を使用しなくてもOK(自分の好みが一番)
2. 図面だけでなく、こまめに実物を俯瞰すること(ミスの早期発見)
3. ネット編みが入ったデザインは伸縮性抜群(寸法通りに仕上がらなくても大丈夫)
1 お手本通りの素材を使用しなくてもOK
私は大好きな「ごしょう」(Gosyo Co.,Ltd.)さんの糸を使用。
ちなみに、こちらの会社は無料の編み図を多数公開されています。
本来の糸は、和紙が4割ほど入った「ハマナカ」の「歳時記」でしたが、和紙…に躊躇。
綿100%の方がザブザブ洗えて気楽かな、と思い変更しました。
変更する場合は、使用するかぎ針の号数が同じものが無難です。グラム数ではなく、メートル数が同じになるように玉数を計算すると良いです。
とにかくスルスルと編み進められる、心地よい糸でした。ブルーと紺のツイードが不規則に入るので素敵です。
自分の好みが一番ですね。
2 こまめに実物を俯瞰すること
編み図と手元だけに集中しすぎて、ミスに気づかずにどんどん編んでいた…という経験はよくあると思います。失敗にもあたらないので、編み直せばよいだけのことですが、やはりミスは防ぎたいですね。
そのためには、とくに最初の段階で、編み上がった実物をよく見ます。模様の規則性がきちんと出ているか、ズレたり、抜けたりしているところはないかチェックします。
少し高い目線で全体を見るようにすると、ミスの早期発見につながります。
数知れないミスから学んだことです。
法則性が分かってきたら、どんどん編み進めることができます。
3 ネット編みが入ったデザインは伸縮性抜群
使用糸を変えると、お手本通りの寸法にならないことが多いです。
また、モデルさんとはサイズが違うので、段数を増やす(減らす)ことで調整する必要があるかもしれません。
その点、ネット編みが入ったデザインは伸縮性があるので、段数の増減なしでも大丈夫な場合があります。
お手本より身頃の幅が7cmも小さい仕上がりでしたが、ぴったりでした。
プルオーバーは頭からスポンと脱ぎ着できるので、とても楽です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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