見出し画像

のびふわねるねる(知育菓子)

今回取り上げる知育菓子は「のびふわねるねる」(クラシエフーズ)

画像3

ふわふわの「ねるねる」と伸びる「ねるねる」が一度に作れます。
最近知ったのですが、知育菓子はクラシエフーズの商標なんですね。

では、作ってみましょう。

画像3

最初に「ふわふわパイン一番の粉」とカップ一杯の水をトレイに入れてよく混ぜます。

画像3

よく混ぜたら、「ふわふわパイン2番の粉」を入れて混ぜます。

画像4

だんだん膨らんできます。

画像5

ふわふわの「ねるねる」が出来ました!

2番目の粉を入れると水溶液がアルカリ性から酸性に変化します。
それによってアントシアニンの色が変化し、重曹(炭酸水素ナトリウム)が発泡して膨らみます。
「ねるねるねるね」でお馴染みの反応ですね。

続いて、のびる「ねるねる」を作ります。

画像6

「のびーる青りんご一番」の粉をもう一方のトレイに入れ、水を加えてよく混ぜます。

画像7

よく混ぜたら、「のびーる青りんご二番」の粉を入れて混ぜます。

画像8

こちらも少しずつ色が変わり、膨らみます。

画像9

粘りがあるので、最初に作った「ふわふわ」タイプとは感触が違います。

画像10

ゆっくり引き上げると伸びます。
伸びるタイプは、成分表示から炭酸カルシウムが入っていると考えられます。

架橋12

図のように、カルシウムイオンが多糖類のカルボキシル基を橋架けしてネットワークを作り、粘りのある「ねるねる」にしているんでしょう。
使われている多糖類は「ねるねるねるね」と同じキサンタンガムと思われます。


画像11

最後にトッピングをしたら完成です。
色とボリュームが変化する様子は、動画で見た方が面白いですね。

作る過程で見られる劇的な変化は「ねるねる」シリーズの醍醐味だと思います。


読んでいただけるだけでも嬉しいです。もしご支援頂いた場合は、研究費に使わせて頂きます。