準結晶とダン・シェヒトマン ~第3の固体とアラベスク~
2011年のノーベル化学賞は、多くの化学者を驚かせました。
受賞したのはイスラエルの物理学者ダン・シェヒトマン。
受賞理由は「準結晶の発見」
単独受賞でした。
内容は化学というより物理学。シェヒトマン自身も物理学者です。
ダン・シェヒトマン(2011年ノーベル化学賞受賞のプレスカンファレンスにて Wikipedia)
実用化された研究が選ばれることの多い化学賞ですが、準結晶の発見という基礎研究に対して贈られるのは珍しいことです(基礎研究を確立した人と、応用した人のセットが