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安全と安心のまち(生活のたのしみ展)

昨日の午後、
恵比寿ガーデンプレイスで行われている、
「生活のたのしみ展」に行ってきました。

朝から雨が降っていて、
前日までとは会場のレイアウトが変わったらしい。
会場に着くと、屋根のない場所にあった一部のお店が、
建物のなかに移動していた。

会場のスタッフさんにお話を聞くと、
翌日(最終日の月曜)は台風が接近するため、
すべてのお店を建物の中に移動することになって
いまは移動準備で大忙しだという。

きっと、
ほぼ日の乗組員や、お店の方々は悔しかっただろうな、と思う。
本来、ガーデンプレイスの広場いっぱいを使った、明るい会場では、
多くの人で賑わい、行商が現れたり、演奏やパフォーマンスが行われて、
5日間限定の「まち」が生まれるはずだった。
そのために、きっと何ヶ月も前から
何度も会場に足を運んだり、会議をしたり、
どういう形がいちばんお客さんにたのしんでもらえるのか、
たくさんの頭と体を使って、最良の形を作り出したのだ。

会場を屋内に移す判断を下して、
各所の調整を早急に行ったのは、すごいと思う。
何ヶ月も前から準備した会場を諦めて、
安全な運営のために、
雨の日の最良の形に向けて、全スタッフが動き出したのだ。

そういえば、昨日のほぼ日ツイッター公式アカウントでは、
こんなことが書かれていた。
「安全第一、面白第二。
ご来場予定のみなさまは、お気をつけていらしてくださいませ。」

安全第一、面白第二。
そうなのだ。どんな最高のたのしみが用意されていても、
たとえば体調を崩したり怪我をしたりしたら、
それはきっと、たのしくなくなってしまう。

「たのしみ」を誰よりも真剣に考えている
ほぼ日乗組員や生活のたのしみ展スタッフだからこそ、
たのしんでもらうために、安全最優先で、
屋内への移動を行ったんだと思う。

実際、会場内ではほとんど傘をさすことなく動き回れたし、
雨のことを忘れて、快適にたのしむことができた。

そもそも、僕は、「雨が降っても、絶対にたのしめるだろう」
という安心感が、最初からあった。
もちろん、野外で予定されてたイベントが見れなかったのは
残念だったけれど、
きっと、「生活のたのしみ展」なら、
できなくなってしまったことに負けないぐらいの準備をして、
たのしませてくれるだろうと思っていた。

それは、きっと、僕が「ほぼ日」を毎日読んでいるからだと思う。
毎日11時(土日は9時)に、ほぼ日は必ず更新される。
糸井さんが必ず「今日のダーリン」を書いている。
必ず、新しいコンテンツが追加される。
それらのすべては、必ず僕を面白がらせたり、
たのしく、優しい気持ちにさせてくれる。
勇気付けてくれるときもある。
そして、
ほぼ日の記事は、必ず、誰のことも傷つけない。
(これはきっと、とても意識的にやっていることだ)

たくさんの「必ず」が積み重なったおかげで、
毎日、安心しきって、
「今日もたのしませてもらおう!」
なんて考えながら、「ほぼ日」を訪ねる。
そして、「ほぼ日」は信頼に応えて、
しばしば期待以上に、僕をたのしませてくれる。

僕は「ほぼ日」の読者歴は浅いんだけれど、
たくさんの読者とそんな信頼関係を築いて、
20年間も続けてきた「ほぼ日」。
そんな、たのしみのプロ集団が、雨に簡単に屈するはずがないと、
最初から信じていた。

そして、「雨の生活のたのしみ展」は
毎日11時に更新される「ほぼ日」のように、
安心して僕をたのしませてくれた。
出会う誰もが優しくてあたたかく、
並べられた商品や、その魅力を伝える姿勢は丁寧で本気だった。
一部の会場が屋内に移ったことで、
野外と屋内(屋内は2フロア)を移動することになり、
より立体的に会場の雰囲気を楽しむことができたと思う。

僕はすっかり気を良くして、
子どものように安心しきってたのしんでいた。
鉄のガチャガチャを引いてはしゃいだり、
ハチミツをつくるハチを、ジーッと眺めたり、
寒い日だったから熱いジンジャーティーでほっこりしたり、
タバコ吸わないのに灰皿を買おうとしたりしていた。
ほんとうに「たのしみ」で溢れていた。
「たのしませる」側にいれないことが、
ちょっとだけ悔しくなる程だった。

明日からの「ほぼ日」でも、次回の「生活のたのしみ展」でも、
まったく新しい「ほぼ日」の取り組みでも、
「安全第一、面白第二」の安心感を
必ず僕らに与えてくれるんだろうと思う。

今回は、「ほぼ日」の真骨頂を発揮するような
雨の日に行けて本当によかった。
次の展開を、今から本当にたのしみにしている。



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