広場恐怖~予期不安について
広場恐怖~予期不安について
私の広場恐怖の症状については前回のnoteを是非一読ください。
https://note.com/geko_kkusu/n/n2a59a01216eb
広場恐怖の厄介なところは何度か発作が起こると予期不安が起こるようになることです。
例えば電車の中で具合が悪くなった→次乗った時も具合が悪くなった
を繰り返すうちに
【これから電車に乗る】というだけで発作じみたことが起こるようになります(まだ出入り自由な空間にいるにもかかわらず)
完全に私個人の例を挙げます。
私は中学から私立に通い電車通学でした。
片道70分くらい、途中乗り換え2-3回、全て都内近郊の朝の超ラッシュです。
今考えると無謀です。
当時(1983年~)は広場恐怖なんて言葉は知りませんでしたしパニック障害と言う言葉すら全く一般的ではなかった時代です。
2-3年通ううちに電車で具合悪くなることが出てきました。
広場恐怖の始まりです。
どうしようもないので電車を降りて一駅歩いたりしていました。
(病気と言う自覚は持てない、理由がわからないけれど気持ち悪い、電車から降りて駅の外に出ると治る)
さてそうこうするうちに学校に行こうと朝起きて支度する間に咳が止まらなくなります。
更に微熱がずーっと1ヶ月以上続いたりしました。
親が心配して肺炎の検査を受けたりしました。
これが予期不安です。
これから電車に乗る、学校に行く
それだけで身体が拒否反応を示す。
まだ自宅にいるにもかかわらず。
※ちなみに学校でいじめ等は全くありません
頭で考えて不安になるのではありません。
身体が勝手に、自律神経が勝手に拒否反応を示すのです。
この身体が勝手に反応するというのは厄介で頭や理性でいくら大丈夫だと自分に言い聞かせてもどうにもならないことがあります。
発熱・咳・下痢等々
結局高校は出席数不足で中退(1987年)することになりました。
当時の先生から言われた印象に残る言葉が
「どうして辞めなきゃいけないのかさっぱりわからない」(成績は問題なかったので)
でした。
パニック障害と言う言葉が社会に認知され、自分がそれだと知るのはまだ先のことです。
広場恐怖と言う言葉に至ってはここ10年で広まっているけれどまだ社会的認知を得ているとは思えない。
当時の私はなんか他人とは違うという自覚はありましたが病名は分かりませんでした。
この頃は毎日渋谷のゲーセンで一日ずーっと過ごしてました。(ゲーセンはパチンコ屋と一緒で出入り自由なので)
真っ暗ですね。
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