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読み物の、存在意義。<第7回>月刊浅草ウェブ【公式】メールマガジン

こんにちは。
年末大掃除にあたり、服を断捨離しすぎて着るものがなくなってしまったトホホな編集人・まい子です(笑)。

何かと気忙しく、ストレスも溜まりがちな師走ですが、皆さんはどんなふうに先走る心を落ち着けていますか?
私の精神安定剤は、もっぱら〈読む〉こと。
〈書く〉仕事のストレスを〈読む〉ことで解消するなんて、我ながら可笑しいけれど^^;(若干、M体質?)。

読み物にもいろいろありますが、物語や随筆は実用書とは違い、読んですぐ何かの役に立つというわけではありません。
〝自分の仕事に、存在意義はあるのだろうか?〟
多くの小説家やエッセイストが、この難題の前で一度は立ち止まる、とも聞きます。

生産性重視の現代社会において、悲しいかな、即戦力にならないモノは置き去りにされがち。
けれどこんな時代だからこそ尚更、ゆったり、じんわりと心を潤してくれるモノの存在に、価値があるのではないかしら?

丁寧に手をかけてポトリ、ポトリと落とした味わい深い一杯の珈琲のように、良質な読み物のエッセンスは、時間をかけてじわじわと私たちの心に浸み込み、いつしか大きな力となってくれるでしょう。

「月刊浅草ウェブ」も、ささやかでいい、皆さんにとってそんな存在になれたら、と願います。
すこし疲れたとき、なんだかもやっとするとき、ふと心弱りになったとき、〝そういや、いつかウェブで読んだあの記事に、いいこと書いてあったっけ〟と思い出し、ちょっぴり元気になっていただけたら・・・

それこそが、私どもの『存在意義』となるでしょう。
そうなれるよう、たとえ歩みは遅くとも、地味に・地道に・コツコツと(笑)、一歩ずつ頑張ってゆくのみです。

・・・それでは今月も、編集部の推し記事紹介とまいりましょう!

☆創刊当時の名随筆より・・・。
瀬戸口寅雄「浅草三話①」

☆先月より連載開始の吉原もの、好評です。
野一色幹夫「吉原あれこれ②」

☆桃中軒雲右衛門、その名にまつわる意外すぎるエピソード!
原えつお「浅草文庫講演会の記録・桃中軒雲右衛門⑦」

☆【浅草ユーチューブ!】にて好評の「南水ひとり語り」が、ウェブのレギュラー記事になりました。
熊澤南水・朗読「わかれ道~中の段~」

☆来たるべき新年を前に、今回は富士山にちなんだお話です。
田中けんじ「つれづれの記⑬」

さてさて・・・
今年も残すところ、あとひと月。
コロナ禍は意外にも低め安定といった様子で一応の落ち着きを見せ、昨年とはだいぶ違った年越しになりそうですが、どうぞ引き続き感染対策万全に、安全で楽しく、素敵な年末年始をお過ごしくださいね。

心がざわめくときには、温かい〈飲み物〉と良質な〈読み物〉を。
そんなとき、選択肢のひとつとして「月刊浅草ウェブ」を思い浮かべていただけたら、ヨロコビMAXです(笑)!

11月末日 編集人 高橋まい子

【Information】
沢竜二プロデュース公演『第34回全国若手座長大会』
12/15(水)新宿文化センター1F大ホールにて開催!
コロナのあおりを受けながらも日々奮闘する若手役者の皆さんを応援する意味でも、ご観覧頂けましたら幸いです。

第34回全国若手座長大会チラシ





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